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2022年8月16日(火)

機関の指導力量 どう上げるか

小池書記局長が栃木県委と懇談

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(写真)小池書記局長と懇談する小林県委員長(右隣)ら=11日、宇都宮市内の栃木県委員会事務所

 日本共産党の小池晃書記局長は11日、党建設上のさまざまな困難を打開するための懇談を、8日の長崎県委員会に続き、栃木県委員会で行いました。小林年治県委員長と小池一徳書記長、野村節子県議、横山明中部地区委員長、岡村恵子南部地区委員長、福田道夫県常任委員が参加しました。

 最初に小池氏が、「栃木は党勢の有権者比に比べると、大きな政治的影響力を持っており、大きな党建設の可能性があるが、苦労も大きいと思う。来年の統一地方選は、県議の議席を守りぬき、さらに前進させたい。第28回党大会の第二決議にもとづく努力を含め、率直に悩みや意見を聞かせてほしい」と述べました。

 小林県委員長は「参院選の得票では地方選で議席を守るのは大変だ。どう選挙を全党の運動にできるか、何をやればよいか。党機関の指導水準を上げることが必要で、それが大きな課題だと思っている」、岡村地区委員長は「職場を含め全支部の援助ができる地区の体制をどうするか。参院選後に議論して3人に入党の働きかけをした支部もあるが、それを地区の大勢にできていないジレンマがある」などと語りました。

 横山地区委員長は、3月に日光市の演説会・集いで5人が入党、最近も鹿沼市で2人の青年が入党した経験を紹介しながら、「支部からは、入党働きかけの対象者が見えない、という声が多いが、わが党の若い世代での得票率が少なくないことも示し、そうした人たちは私たちの地域にも必ずいる、どう結びつくかだ、と議論している」と述べました。福田常任委員からは民青同盟への援助の努力や経験が出されました。

 野村県議は、「この間の反共攻撃の影響もあり、支部からはさまざまな疑問が出される。地方議員も苦労しているが、これは党の立場を勉強する好機でもある。『前衛』連載の市田副委員長の党建設の講義を学ぶことが大事だと痛感している」と話しました。小池書記長も、「他の都県に選挙の応援で入ることがあるが、一つ一つの支部の力に大きな差はないと思う。支部が力を発揮できるよう県・党機関の力量をつけたい」と述べました。

 小池氏は、出された質問や要望に答えるとともに、6中総決定を常任委員会で3回議論して地区委員会総会を開いた大阪の八尾・柏原地区の経験を紹介。「ぜひ6中総決定の議論と具体化を深めてほしい。出された課題や悩みは共に打開していきたい」と激励しました。同行の田川実書記局員は、同日午後の中部地区の地区委員会総会にも参加しました。


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