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2022年8月16日(火)

憲法9条生かし 反戦平和を貫く

終戦記念日 各地で宣伝

北海道 紙氏

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(写真)訴える(左から)宮川、紙、平岡氏=15日、札幌市東区

 北海道では、日本共産党道委員会が15日、紙智子参院議員を先頭に、宮川潤道議、太田秀子市議、平岡大介前市議が終戦記念日宣伝を地下鉄東区役所前で行いました。

 「日本共産党」の赤い腕章をつけた党員らが駅前に並びました。

 「77年前の今日、軍国主義による侵略戦争が敗戦を迎えました」と切り出した紙氏。日本で310万人、アジアで2000万人を超える戦争の犠牲者に哀悼の意を表明。「二度と戦争をしない、『戦争する国』にさせないとの誓いとともに、憲法9条を守り生かすために国民のみなさんと力を合わせていきます」と呼びかけました。

 宮川氏は、参院選で訴えた“戦争と平和”“物価と暮らし”の二つのテーマは選挙後も変わらず、大事な問題であるとし、「選挙で寄せていただいたご支援に応えるため引き続き力を尽くします」と決意を述べました。

 ビラを受け取った男性(86)は「必ずしも日本共産党と主義主張は一致しない」としながらも、「戦争体験者として日本共産党の“反戦・平和”に対する姿勢は高く評価しているよ」と話しました。

埼玉 塩川・伊藤氏

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(写真)宣伝する(左から)村岡、伊藤、塩川、山﨑の各氏ら=15日、埼玉県川口市

 日本共産党の塩川鉄也衆院議員と伊藤岳参院議員は終戦記念日の15日、埼玉県さいたま、川口両市で村岡正嗣県議や山﨑すなお県議予定候補、市議・予定候補とともに宣伝しました。

 塩川氏は「憲法9条こそが、海外で戦争をしない決意の証しであり、ロシアのプーチン政権のようにならないことを示すものです。9条を投げ捨てることを許さない、大きな取り組みを進める時です」と強調しました。

 伊藤氏は「戦争を止めようと、共産党の先輩たちは弾圧されても反戦・平和のたたかいをやめなかった。みなさんとともに頑張りたい」と訴えました。

 演説を聞く若い人の姿が目立ち、「憲法改悪反対」の自作のプラカードを持参して「憲法は権力者を縛るものなのに、権力者の都合で変えるのは矛盾している」と話した女性(19)もいました。

神奈川 畑野氏

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(写真)宣伝する(左から)蓮池、上野、畑野の各氏ら=15日、横浜市中区

 日本共産党神奈川県委員会は終戦記念日の15日、横浜市の桜木町駅前で宣伝し、「憲法改悪を許さない全国署名」など三つの署名に取り組みました。

 上野達也県議は「軍事力ではなく、対話の外交こそ、政治家が国民を守るために選択すべきことだ」、蓮池幸雄市議予定候補は「ASEAN(東南アジア諸国連合)に学んで東アジアに平和の枠組みをつくろう」と訴え。畑野君枝前衆院議員は「私の大伯父も長崎の原爆で、水が飲みたいと苦しみながら亡くなった」と話し、日本政府に核兵器禁止条約への批准を求める署名を呼びかけました。

 中学1年生が署名に応じ、「与党は軍事費を増やすと言うけど、年金の底上げや教育無償化など、ほかにもっとやることがある。軍拡の大合唱を止めたいです」と話し、「赤旗」日曜版の見本紙を「読みたい」と言って受け取りました。

 3人の子どもを持つ女性(44)は「この季節でもテレビで戦争のことをあまりやらないし、小学校でもあまり教えていない。戦争に向かっているようで怖いと96歳の祖母とも話しています」と話しました。

 「がんばってよ! 国葬なんてやめさせないとダメよ」と声をかける年配の女性もいました。

長野 武田氏

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(写真)宣伝する(左端2人目から右へ)阿部、武田、和田の各氏ら=15日、長野駅前

 77回目を迎えた15日、日本共産党長野県委員会と長水地区委員会は長野駅前で日本共産党の武田良介前参院議員、和田明子県議、阿部孝二長野市議ら8人で憲法9条を生かした平和外交で平和な東アジアをつくろうと街頭宣伝を行いました。

 武田氏は、ロシアのウクライナ侵略を厳しく批判。自身が戦争を知らない世代であり、また被爆者、戦争体験者から直接聞ける最後の世代だと学生時代に言われ、広島、長崎で証言を聞いてきたと述べ、「私たち主権者としてできることは、憲法9条を生かし、再び戦争をしないと声をあげ続けることではないでしょうか」と訴え、日本共産党の憲法9条を生かした平和外交を語りました。

 和田氏は、ウクライナ侵略や台湾問題を口実にした軍備増強、改憲の動きに触れ「主権者、国民の力で改憲させず、憲法9条を守りぬこう」と訴えました。

 長野市の男性(77)は自転車を止め宣伝を最後まで聞き、「国際貢献は軍備の提供でなく、民生費を増やして世界の食料危機対策や格差是正をする事。共産党、応援しています」と話しました。

 松本市など各地でも地方議員、予定候補者を先頭に宣伝をしました。

愛知 本村・須山氏

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(写真)戦争を二度と繰り返さない決意を訴える(右2人目から)本村、須山両氏ら=15日、名古屋市熱田区

 日本共産党愛知県委員会は15日、名古屋市の金山駅前で「終戦の日宣伝」に取り組みました。本村伸子衆院議員、須山初美党県副委員長らが参加し、岸田政権による改憲阻止、核兵器禁止条約に批准する日本政府への転換を訴えました。

 本村氏は「被爆2世として、政府・与党、補完勢力による核共有論や核抑止論など被爆者をないがしろにし、泣かせる政治をこれ以上続けさせるわけにはいかない」と強調し、「核から命を守るためには廃絶しか道はない。唯一の被爆国である日本が核廃絶の先頭に立ち、核兵器禁止条約に批准することができる政府をみんなの力でつくっていこう」と呼びかけました。

 須山氏は「コロナや物価高で暮らしが悲鳴をあげるなか、岸田政権は軍事費2倍の大軍拡に突き進んでいる。戦争はしない、武器は持たないと世界に約束した憲法9条をいかした外交の力で戦争を未然に防ぐ政治に切り替えていこう。共産党は創立100年、反戦平和を貫いてきた。平和な世界を次の世代に手渡していくため、政治を変えていく決意だ」と話しました。

 支部の人たちは、小池晃書記局長の「終戦記念日にあたって」の談話ビラを配布しました。

滋賀 党県・市議ら

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(写真)宣伝する(右から)杉浦、黄野瀬の両氏と、司会の柏木敬友子市議=15日、大津市

 日本共産党滋賀県委員会と党大津湖西地区委員会は15日、大津市の京阪びわ湖浜大津駅前で終戦記念日の街頭宣伝をしました。黄野瀬明子県議、杉浦智子市議がマイクを握り、後援会の人たちがビラを配布しました。

 黄野瀬氏は「憲法9条を絶対に手放してはならない。9条を生かした平和を日本と世界につくっていく」と表明。「侵略戦争を続けるロシアに対し、『国連憲章を守れ』『侵略を直ちにやめよ』の声をご一緒に上げよう」と呼びかけました。

 杉浦氏は「日本共産党は、党をつくって今年100年を迎えました。戦前・戦後を通して反戦平和を貫いてきた唯一の政党です。憲法9条を守るため、国民と力を合わせて頑張ります」と述べました。

奈良 党県・市議ら

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(写真)訴える山村県議(左から2人目)と3市議=15日、奈良市

 日本共産党の山村幸穂、今井光子、小林照代、太田敦の各県議と宮本次郎前県議は15日、それぞれの地元で終戦記念日宣伝をしました。大和郡山市でも尾口五三(いつぞう)市議らが宣伝しました。

 山村県議団長は奈良市の近鉄奈良駅前に立ち、「私の祖父はビルマ(現ミャンマー)の戦場に連れて行かれ、重傷を負って帰らざるをえませんでした。終戦記念日にあたり、何としても憲法を守る、二度と戦争を繰り返さない」と決意を訴えました。3人の市議もともに訴え、来春の統一地方選(県議選)への支援や、党創立100年、反戦平和を貫いた意義を強調しました。

 ずっと話を聞いていた市内の男性が「うちは6票あるから県議選頑張ってください」と声をかけていきました。

京都 倉林氏

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(写真)訴える(左から)倉林、浜田、冨樫の各氏と、西村善美前京都市議=15日、京都市・四条烏丸

 日本共産党の倉林明子副委員長・参院議員は終戦記念日の15日、京都市下京区の四条烏丸で、「戦前から反戦平和を貫いてきた唯一の政党として、戦争の危険が大きくなる今こそ奮闘したい」と決意を表明しました。主催は京都府日本共産党後援会。

 倉林氏は、改憲に前のめりの発言を繰り返す岸田文雄首相を批判し、「ウクライナ危機ではっきりしたことは、戦争は一度始めたら終わらせることは難しく、多くの犠牲者を生むということだ。『戦争を絶対に起こしてはいけない』という憲法を政治家に守らせる国民世論を大いに起こしていこう」とよびかけました。統一協会との癒着、コロナ感染拡大、物価高騰のいずれの問題でも国民への責任を果たさない現政権を告発し、「この日にあたって、あらためて憲法には希望があると言いたい。憲法生かし、平和、くらし守る政治をみなさんとご一緒につくっていきたい」と訴えました。

 浜田良之府議、冨樫豊京都市議が訴えました。

大阪 宮本岳志・辰巳氏

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(写真)トーク形式で訴える(左から)宮本、大前、辰巳の各氏=15日、大阪市・京橋駅前

 日本共産党大阪府委員会は15日、城北地区委員会とともに大阪市の京橋駅前で宣伝し、宮本岳志衆院議員、辰巳孝太郎元参院議員が「党創立100周年、命がけで戦争反対を掲げ続けてきました。戦争させないため憲法改悪ストップへ全力をあげます」と訴えました。LINEで知った人や、通りがかりの人たちで人だかりができました。

 トーク形式も交えて宮本氏は、空襲で京橋駅が直撃された被害を語り、自民党関係者などの靖国神社参拝、統一協会と政治の癒着について言及。辰巳氏は、第2次岸田改造内閣の自民党の閣僚全員が侵略戦争を美化する団体に所属している実態を告発。通りがかった大前治弁護士が、空襲犠牲者が多い背景に、逃げずに火を消せとされた「防空法」があり、逃げるのは「非国民」とされたことを語りました。

 大阪市の女性(29)は「自民党の改憲草案は恐ろしい。改憲反対です」と語り、出産間近の兵庫県西宮市の夫婦は「『防空法』の話に衝撃を受けた」と話しました。


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