2022年8月14日(日)
日米共同訓練中止を
党宮崎県委など知事に申し入れ
陸上自衛隊霧島演習場(えびの市、鹿児島県湧水町)で行われる日米共同訓練(28日~9月3日)について12日、日本共産党宮崎県委員会と党県議団は河野俊嗣知事に対し、中止するよう申し入れました。
訓練は、自衛隊と米軍による島しょ防衛の共同対処能力の向上を目的として行われる実動訓練「オリエント・シールド22」の一環。霧島演習場では陸上自衛隊700人、米陸軍約280人が参加する計画です。
申し入れには来住一人県委員長と前屋敷恵美副委員長の両県議、松本隆党県書記長が参加しました。訓練が地元の畜産業に及ぼしかねない影響やコロナ感染拡大への不安の声があることを指摘。加えて台湾問題に軍事的関与を強める米国に日本政府が追随する姿勢をとることは「軍事対軍事」の悪循環に陥らせる危険をはらむとして、憲法9条の立場で、米中双方に自制を促す外交努力こそ求められると強調。何より県民の安全・安心・平和を守る責任を負う知事として、国に対し訓練中止を求めるよう要望しました。
応対した松野義直県危機管理局長は「県として安全対策を求める要望書を提出した。考えは知事にしっかりお伝えする」と回答しました。