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2022年8月13日(土)

米軍基地内調査求める

PFOS汚染 デニー知事が会見

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(写真)記者会見する玉城デニー知事=12日、沖縄県庁

 沖縄県が2016年1月に米軍嘉手納基地(嘉手納町など)周辺の河川を水源とする北谷浄水場などから高濃度の有毒な有機フッ素化合物PFOSが検出されたと発表したことに関し、沖縄タイムスが10日付で「米軍は県の発表直後、嘉手納基地が汚染源である『可能性が高い』と認めていた」と報じたことについて玉城デニー知事は12日の県庁での記者会見で、県が求めている基地内への立ち入り調査を認めるよう訴えました。

 デニー知事は、16年1月の発表で県がPFOSの「発生源は嘉手納基地の可能性が高い」としていたと指摘。「当時から米軍当局者も県と同様の認識をもっていたにもかかわらず、何らの対策も実施せず、県の立ち入り調査も認めないなど汚染を放置し続けている状況については大変遺憾だ」と述べました。

 県企業局が実施した調査でも嘉手納基地が汚染源である可能性が高いとの結果が出ているとし、「直ちに県が求めている立ち入り調査を認めるとともに、米軍と国による調査と総合的な対策を実施するべきだ」と指摘しました。


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