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2022年8月10日(水)

大雨被害 共産党が調査

小松で武田前議員 石川

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(写真)被災者(左)に被害状況を聞き取る武田氏(中央手前)ら=8日、石川県小松市

 日本共産党の武田良介前参院議員は8日、記録的大雨(4日)で甚大な被害を受けた石川県小松市の調査に入りました。佐藤正幸県議、西村祐士県書記長、橋本米子小松市議が同行しました。

 小松市の家屋被害は床上浸水195軒、床下浸水427軒。浸水被害が大きかった古府町、中海町、中ノ峠町を調査しました。水に漬かり使えなくなった家電や家具、畳などを捨てる災害ごみの仮集積所が遠くて不便などの声を聞きました。

 中海町(149世帯)では、川の水があふれ出しほとんどの家が浸水。集落入口の水田の真ん中には、流された軽自動車が放置され、大型の冷蔵庫もありました。土砂が流れ込み、住民やボランティアが土砂の撤去やごみの片付けに汗を流していました。

 山間地の中ノ峠町では、土砂崩れで川がせき止められ、あふれた水で道路が押し流され、納屋がつぶれ下敷きになった車や、タイヤの半分まで泥に埋もれている車も。重機による土砂の撤去作業を自宅前で見ていた女性は「避難所で一晩過ごし朝帰ってきた。車が出せないと生活できない。こんな被害は初めて」と話しました。

 川の氾濫で床上浸水となった古府町で父親と片付けをしていた男性は「市は被災ごみの仮置き場を設置したが、遠くて不便。町内の公民館に仮置き場をつくった」と述べ、「自治体にどこまで被害支援してもらえるのか、先の見通しが付かない」と話しました。武田氏は、被害状況の写真を撮るなど罹災(りさい)証明などの仕方をアドバイス。橋本市議は早速、寄せられた多くの要望を市に届けました。


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