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2022年8月5日(金)

75歳以上医療費倍加やめよ

中央社保協など緊急国会行動

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(写真)医療費の窓口負担増の中止を訴える参加者=4日、衆院第2議員会館前

 中央社会保障推進協議会(中央社保協)や医療団体連絡会議など4団体は4日、10月からの75歳以上の医療費窓口負担2倍化の中止を求める緊急の国会行動にとりくみました。

 衆院第2議員会館前の宣伝行動で、中央社保協の住江憲勇代表委員・全国保険医団体連合会会長があいさつし「年金削減や消費税増税など所得再分配機能を弱めてきた政治の下でコロナ、物価高だ。さらに医療費負担増など許されない」と訴えました。

 日本高齢期運動連絡会の吉岡尚志代表委員は、「75歳以上は年金収入で暮らしています。年平均で136万円、医療費負担8万~10万円、介護保険料は年約7万円です。私の周りで借家で暮らす人は年80万円の家賃。高齢者の無貯金は17%、貯金300万円以下は3分の1です。医療費も保険料も消費税も上げるな」と訴えました。

 リレートークで「75歳以上の窓口負担は、現在原則1割だが、1割でさえ受診控えが生じている。命を守るために2割化の撤回を」(日本医労連)、「薬を減らすか診療科を減らすか、毎日の心配ごとが増えるばかりだ」(全日本年金者組合)と語りました。

 日本共産党の国会議員が参加。倉林明子参院議員は「対コロナの無策、国葬問題で政権支持率は10ポイント減だ。世論を動かし、10月実施を中止させよう」、山添拓参院議員は「コロナ禍のなかで公的病院を減らすような政治を変えて、命と生活を守る」と語りました。

 参加者はその後、国会議員要請に取り組みました。


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