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2022年8月5日(金)

臨時国会 会期3日に反対

衆院議運委 塩川氏の意見表明

 参院選を受けた臨時国会が3日に開会しましたが、わずか3日間の会期で何の審議も行わず、5日に閉会されようとしています。しかし、新型コロナの感染拡大や物価高騰、安倍晋三元首相の「国葬」や旧統一協会の問題など課題は山積しています。日本共産党の塩川鉄也議員は3日の衆院議院運営委員会で臨時国会の会期を3日間とすることに反対しました。塩川氏が議運委で行った意見表明は次の通りです。

 本臨時会は、参院選結果を受け、正副議長選出など参議院の構成を決めることが主要な任務ですが、それだけに終わらせることはできません。国民生活と国政にかかる重要な課題が山積しています。過去最多の感染者数となった新型コロナウイルス感染症対策、物価高騰とコロナ禍で疲弊した暮らしと営業を支援する経済対策は、抜本的な対応が求められる緊急課題です。同時に、国論を二分している安倍元総理の国葬問題の議論、旧統一協会による被害者救済、自民党をはじめとした政治との癒着の徹底解明は、民主主義の根幹にかかわる重大問題として国会が直ちに取り組むべき課題です。

 わが党は、これらの課題を議論する場として、臨時国会で十分な審議を行うことを求めてきましたが、自民党は、会期は3日間で、国葬その他の課題は閉会中審査で行うとしました。しかし国葬について、いつ、どの委員会で十分な議論を行うか明らかにしていません。その他の課題については「必要に応じて行うもの」と、何の担保も示しませんでした。これでは、国民の要望に応えた国会審議が確保できません。

 臨時国会の会期については、求められる議論を行うにふさわしい十分な会期を設けることこそ必要であり、3日間の会期の提案には反対です。


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