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2022年8月4日(木)

ミャンマーで久保田さん拘束

友人ら「早期解放を」

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(写真)ミャンマーで拘束されたとみられるドキュメンタリー制作者久保田徹さんの早期解放を求めて会見する友人有志=3日、都内

 ミャンマーの最大都市ヤンゴンでドキュメンタリー制作者の久保田徹さんとみられる男性が治安当局に拘束された問題で、久保田さんの制作仲間ら友人有志が3日、早期解放を求めて都内で会見しました。「無謀な若者ではなく、しっかりした考えを持って取材に入ったことを知ってほしい」などと呼びかけました。

 ジャーナリストの北角裕樹さんは昨年4月にミャンマーで拘束・起訴されましたが釈放され帰国しました。

 この日の会見で北角さんは「同じことが友人の久保田さんに起きたことにショックを受けた。ウクライナ戦争などがあり、ミャンマーから国際社会の関心が遠ざかっている。クーデター後に国軍の弾圧がひどくなっている現状を、同国を長く取材した彼自身が伝えなければと思ったのだろう」と語りました。

 「日本はミャンマー国軍にとって大きな存在ではあるが、軍上層部が予期しないかたちで彼に危害が及ぶ恐れもある。早期解放が必要だ」

 ロヒンギャ出身の在日ミャンマー人、ミョーチョーチョーさんは久保田さんと数年来の親交があるといいます。「彼は在日ミャンマー人や難民のことにも関心を寄せてくれた。岸田文雄首相に、早期解放を求めるよう声を上げてほしい」

 ラジオパーソナリティーのキニマンス塚本ニキさんは、久保田さんの日本出発前に会って言葉を交わしたといいます。

 「現地の切実な声を届けたいと使命感を持って行った。自ら危険な場所を報道してくれる人がいるから、私たちはその現実を知ることができる」

 映像作家の小西遊馬さんと俳優の今野誠二郎さんも発言しました。


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