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2022年7月31日(日)

改憲阻む 展望ここに

京都 井上氏招き学習会

 京都市の日本共産党南地区委員会は30日、井上哲士参院議員を講師に迎え、改憲をめぐる情勢と阻止へのたたかいの展望を学ぶ学習会を京都市南区で開きました。

 井上氏は、参院選で改憲勢力が3分の2になり、岸田文雄首相が改憲への前のめりの発言を繰り返すなど「9条改憲の現実的な危険は戦後最も重大になっている」と強調しました。一方で「軍備増強」に傾いた国民世論が冷静さを取り戻し変化していることや、大軍拡の経費が具体的に明らかになれば国民世論との矛盾はさらに大きくなると指摘。大軍拡路線が憲法9条との関係でいよいよ説明がつかなくなり、改憲を急ぐ現政権を厳しく批判し、「政治がやるべきは戦争を起こさせない徹底した外交努力だ。平和の枠組みを東アジアでつくるという党の平和ビジョンを大いに訴えていこう」と呼びかけました。

 「『9条改憲されても日本は戦争に巻き込まれない』との意見にどう答えるか」との会場からの質問に井上氏は、「安保法制(戦争法)により集団的自衛権が行使できるようになった下で、台湾有事にはアメリカから参戦を求められる可能性がある。その準備もすでに始まっており、一層たたかいを強める必要がある」と強調しました。


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