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2022年7月30日(土)

旧統一協会と癒着

福田総務会長「何が問題か分からない」

岸防衛相 霊感商法「認識していた」

自民から開き直り発言

 「霊感商法」など反社会的な活動で問題になっている旧統一協会(世界平和統一家庭連合)と自民党や同党議員との癒着に関し、29日も自民党幹部や閣僚から無責任に開き直る発言が相次ぎました。

 福田達夫総務会長は記者会見で、旧統一協会との関係について、「正直に言います。何が問題か、僕はよく分からない」と言い放ちました。

 福田氏は「僕自身、個人的には全く関係がない」とし、「わが党が組織的に強い影響を受けて政治を動かしているのであれば問題かもしれないが、僕の今の理解だと一切ない」と主張。「誤解を招くようなこと(報道)はしてほしくない」と注文もつけました。

 岸信夫防衛相は記者会見で、自身が旧統一協会のメンバーから選挙支援を受けていた問題について、同協会が霊感商法や高額献金で社会問題化している団体だと「認識していた」と述べました。

 記者から、問題を認識しながら電話作戦などで協力してもらった責任について問われた岸氏は、「選挙ではさまざまなバックグラウンド(背景)を持つ方が手伝うことがあり、そのうちの一部だ」と開き直り、今後も支援を受けるのかとの問いには、「選挙の時に適切に判断して対応する」と述べ否定しませんでした。

 岸氏は支援を受けたのは「私というよりも選対の中で判断した話だ」と弁解。政治家が関係を持つことで、同協会に“お墨付き”を与えるのではと問われ、「そういうところまで候補者自身(岸氏)が考えていなかったというのが実態だ」と開き直りました。


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