2022年7月29日(金)
米スタバ労組 200店舗突破
昨年12月の初結成から
会社の妨害に抗議 スト拡大
【ワシントン=島田峰隆】米コーヒーショップ大手スターバックスでの労働組合結成を支援している団体「モア・パーフェクト・ユニオン」によると、27日までに労働者の投票で労組結成を決めたスタバ店舗は全米32州の203店舗に達しました。会社側は組合つぶしを強めていますが、それに抗議するストが広がっています。
スタバでは昨年12月にニューヨーク州の店舗で初めて労組が結成されました。短期間に200超の店舗で労組ができたことについて、全米レストラン協会は「米国の主要な飲食店チェーンの中で労組が最も強い」会社になったとしています。
労組ができた店舗では会社側の報復行為が目立っています。
米メディアによると、北東部ピッツバーグの店舗では7月中旬、労組結成の中心メンバーだった労働者2人が解雇されました。シアトルでは、労組が結成された2店舗と8月に労組結成の投票を予定していた1店舗の合計3店舗の閉鎖が発表されました。
ボストン市内の店舗では、労組結成後に会社側が突然新たなマネジャーを配置。事前予告なしにシフトを変更したり、指示に従わない場合は解雇すると脅迫したりしています。
スタバ社は特別ウェブサイトをつくり、労組が「コーヒーをつくる代わりに組合費を集めてもうける」「スト参加を求め、不参加なら罰金を科す」などと攻撃し、労働者に圧力をかけています。
組合つぶしに対し、シアトル、ボストン、デトロイトなどでは労働者が相次いで抗議のストを起こしています。
ボストンでは25日、スト中の労働者をミシェル・ウー市長が訪問。「ボストン市は皆さんを支持する。安全な労働条件、福利厚生、賃金、尊厳を求めるたたかいの先頭に立つ」と激励しました。
サンダース上院議員は27日、労組の広がりを歓迎し、「労働者はもはや機械の歯車ではない」とツイッターで述べました。








