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2022年7月28日(木)

参院選挙区当選議員に聞く

東京 山添拓さん

憲法生かす 届く言葉で

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 これまでにない多くの方の力で押し上げていただいた選挙だったと感じています。

たくさん出会い

 「初めて街頭演説を聞きに来た」「選挙に行くのは今度が初めて」という方にたくさん出会いました。国会質問をネット動画で見て、共産党や私を知り、応援したい、何かできないかとボランティアに参加した方も多かったです。

 「最後の1議席を僅差で争う」という情勢が伝わるなか、「家族や友人にも広げています」と声をかけてくる方も増え、励みになりました。

 東京は働く現役世代が特に多い。その世代に届く言葉で訴えることを意識しました。最低賃金の引き上げは、パートやアルバイトなど非正規雇用にとどまらず正規も含めた賃金の底上げにつながると訴えました。

 軍事費2倍化が言われているが、教育予算こそ倍増し学費半額と給付型奨学金をという訴えは、子育て世代や奨学金を返済中の世代にも響きました。

「3倍頑張って」

 2期目の課題はやはり憲法です。改憲勢力は国会の3分の2を確保し勢い込んでくるでしょうが、世論調査で政治の課題として改憲を求める声は1割程度にすぎません。政治に期待することの中身は、社会保障であれ経済であれ、憲法を生かした政治です。憲法を生かした政治で社会はこう変わるということを示していきたい。

 選挙戦で安倍晋三元首相が銃撃され亡くなりました。暴力による民主主義破壊は許されません。一方で自公政権は、民主主義を壊すなと言って安倍氏を礼賛し、強権的に国葬をねらう。これは新たな民主主義破壊です。

 しかも自民党は銃撃事件の背景となったカルト集団、旧統一協会と票集めで結びついています。旧統一協会と一体の勝共連合と自民党の改憲案はうり二つです。選択的夫婦別姓、同性婚を認めないことでも一致。政治をゆがめてきた実態も暴いていきたい。

 参院は残念ながら共産党の議席が減ってしまいました。「3倍頑張って」という声も寄せられました。選挙戦を通じて新たに出会った人たちと力を合わせ頑張る決意です。


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