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2022年7月26日(火)

「日の丸・君が代」強制やめよ

ILO・ユネスコ 再勧告実施へ集会

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(写真)国から独立した人権機関を立ち上げる必要性などを議論する学者たち=24日、東京都内

 国際労働機関(ILO)と国連教育科学文化機関(ユネスコ)が、日本政府に対し教員への「日の丸・君が代」強制の是正を求めた勧告を2度にわたり出していることについて、同勧告の実行を求める集会が24日、東京都内で開かれました。教職員、市民、弁護士、学者らでつくる「ILO/ユネスコ『日の丸・君が代』勧告実施市民会議」の主催。

 ILOとユネスコは今年2月、日本政府に対し「日の丸・君が代」について、教職員団体との対話や「懲戒のしくみや方針」などについて見直すことを求める勧告を出しました。

 勧告は2019年に続き2回目。卒業式・入学式での「日の丸・君が代」の強制によって教職員の思想・良心の自由が侵されている問題を、教職員団体がILO・ユネスコの合同委員会に申し立てたのを受けたものです。

 集会には83人が参加。東京経済大学教員の寺中誠さん、明治学院大学の阿部浩己教授、東京造形大学の前田朗名誉教授の3人が座談を行い、国際的な勧告を受け入れるため、国から独立した人権機関を立ち上げることの必要性などを議論しました。

 早稲田大学の岡田正則教授が「学問と教育と政治」について講演。東京大学の勝野正章教授が基調講演を行いました。

 日本共産党の宮本徹衆院議員がメッセージを寄せました。


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