しんぶん赤旗

お問い合わせ

日本共産党

赤旗電子版の購読はこちら 赤旗電子版の購読はこちら
このエントリーをはてなブックマークに追加

2022年7月26日(火)

軍政 民主派4人処刑

ミャンマー 内外から非難相次ぐ

 【ハノイ=面川誠】ミャンマー軍政当局は25日付の国営英字紙を通じて、民主化運動の活動家4人の死刑を執行したと明らかにしました。民主派でつくる国民統一政府(NUG)や、国連、東南アジア諸国連合(ASEAN)などの中止要求を無視。内外からの強い非難が相次いでいます。

 処刑されたのは1988年に学生リーダーとして民主化運動を率いて以来の活動家であるチョーミンユ氏と、アウンサンスーチー氏率いる国民民主連合(NLD)の元下院議員ピョーゼヤートー氏ら。昨年2月のクーデター後に反軍政武装抵抗を始めた団体を支援したとして、「テロ行為」で死刑が確定していました。

 現地メディアによると、ミャンマーで死刑が執行されたのは90年以来。政治囚に対する執行は76年が最後でした。ミャンマー人権団体の政治囚支援協会(AAPP)によると、クーデター後の弾圧で2100人以上が死亡、100人以上が死刑判決を受けています。

 ASEAN議長国カンボジアのフン・セン首相は「ミャンマー正常化に向けたASEANとカンボジアの努力に破滅的な影響を及ぼす」として死刑執行中止を求めていました。ASEANは昨年4月の首脳会議で、ミャンマーの全当事者による対話を通じた正常化などの「5項目コンセンサス」に合意。軍政当局に繰り返し履行を求めてきました。

 NUG大統領府のチョーゾー報道官はロイター通信に対し、「軍政の残虐行為を最も強い言葉で糾弾する。国際社会は軍政を罰しなければならない」と非難。国連人権理事会のアンドリューズ特別報告者(ミャンマー担当)は、「この邪悪な行為が国際社会にとって転換点になるのは間違いない」と述べました。


pageup