2022年7月23日(土)
青森市 給食費無料化へ
市民と共産党の要求実る
青森市の小野寺晃彦市長は21日、市内の小中学校の給食費無償化を10月から実施する方針を表明しました。市によると、小中学校ともに無償化が実現すれば全国の中核市では初めてです。
給食費無料化を求めてきた市民の運動と力を合わせ、市議会で繰り返し実現を迫ってきた日本共産党市議団の要求が実りました。
青森市では、2019年5月に結成した「学校給食費の無料化をめざす青森市民の会」が街頭で署名を集め、草の根で運動を広げてきました。行動するごとに無料化の実現を望む市民の声は広がり、22年4月時点で、集めた署名は合わせて6449人になりました。
同会はこれまで3回、毎年12月議会に請願署名を提出。昨年の12月議会では党市議団以外が反対し、請願は市議会で否決され続けてきました。
市側は、無償化した場合の予算は、本年度分は国からの新型コロナ臨時交付金で賄い、来年度以降も財源を確保し無償化を続ける方針です。
「市民の会」の和田力事務局長は、「願いがかなったことは大変うれしい。青森市が実施すれば、完全無料化は県内で14自治体となります。この流れを県内全部に発展させていきたい」と話しました。








