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2022年7月17日(日)

参政党、靖国神社に献灯

日本の侵略戦争 正当化に賛同

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(写真)靖国神社に「参政党」の党名が入ったちょうちんが並ぶ=14日、東京都千代田区

 参院選で初めて議席を獲得し、国政政党の要件を満たした参政党が「有志一同」として、靖国神社の「みたままつり」にちょうちんを奉納していたことが本紙の取材で明らかになりました。

 靖国神社では13日から16日まで、戦没者を慰めるという「みたままつり」が開催され、3万灯のちょうちんが飾られました。その中に、参政党も「東京支部」「埼玉支部」「神奈川支部」「香川支部」など、地方支部のちょうちんが並んでいました。

 同党宮崎支部のツイッターは「国のために尊い命を捧(ささ)げられた英霊を慰めたいと思い献灯いたしました」と投稿。東京支部も「夜の靖国神社もまた格別です」とし、ちょうちんの奉納を報告しています。

 同神社は、戦争中に国民を戦争に動員する精神的支柱の役割を担い、現在は過去の日本の侵略戦争を「自存自衛の戦争」と正当化して宣伝する特殊な施設です。献灯は、こうした同神社の特異な立場に賛同を示すものとなります。

 参政党は今夏、改憲の議論を党内で始め、党としての「創憲」案をまとめる方針です。過去の侵略戦争への反省がないまま「憲法をつくる」のであれば、日本会議勢力をはじめ既存の改憲派と同じ穴のむじなです。


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