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2022年7月16日(土)

NPT再検討会議に参加

広島県被団協・佐久間理事長 核禁条約役割生かす

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(写真)NPT再検討会議へ参加すると発表した佐久間氏=14日、広島市

 広島県原爆被害者団体協議会の佐久間邦彦理事長は14日、広島市で記者会見し、8月1日から米ニューヨークの国連本部で始まる核不拡散条約(NPT)再検討会議に、日本原水協の要請に基づいて、参加すると発表しました。

 日程は28日から8月7日まで。NPT再検討会議の傍聴や、座り込みなど現地の人たちと街頭活動をするほか、会議に参加をする岸田文雄首相や核保有国政府などを中心に面会を申し入れる予定です。

 被爆者でもある佐久間理事長は、ロシアによる核兵器の使用威嚇が行われ、核兵器使用の危険が高まっているとし、「戦争をしたらどうなるか、核兵器を使ったらどうなるのか。被爆者として核の非人道性や被爆の実相などを、各国の人たちや政府に理解してもらうようアピールしたい」と強調。

 会議に参加する岸田首相に向け「日本政府の役割は、NPT第6条の核軍縮をとりわけ核保有国に迫り、核兵器廃絶へ進む努力をしなければいけない」と力を込め、日本政府や核保有国に対して、「NPTと核兵器禁止条約の役割を十分生かすため、協力と条約参加を真剣に検討するよう求めていきたい」と話しました。


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