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2022年7月16日(土)

参政党、秋に改憲案

代表の松田氏が表明

 参政党の代表に就任した松田学元衆院議員が15日に東京都内で記者会見し、党内で改憲について議論を急ぎ、秋に党としての案をまとめることを明らかにしました。

 松田氏は、「われわれは、『改憲』ではなく『創憲』という立場を取っている」と説明。「現行憲法を今のまま絶対変えたくないということではない」とし、事実上、改憲の立場を表明しました。一方で、「緊急事態条項は、国民の不当な権利の侵害につながる」として、自民党が改憲4項目の一つに掲げる同条項創設には反対する姿勢を見せました。

 また、9条に関しては、「国民が国を守る決意が非常に重要だ。それをなくして、適切な議論はできない」と主張。改憲派が主張する「憲法への自衛隊の明記」に対しては、「警察組織としての自衛隊を未来まで固定していいのか。国を守るために十分かどうか」と問いかけた上で、「多くの国民に知識を共有してもらって、早急に国民的な議論を進めたい」と語りました。

 松田氏は2012年に日本維新の会公認で衆院議員に初当選しましたが、分党に伴って次世代の党の結党に参加。14年の衆院選で落選しました。今回の参院選では参政党から比例代表で立候補しましたが、当選には至っていません。


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