2022年7月15日(金)
きょうの潮流
私のねがいをうけとめてくれる共産党にがんばってほしい。参院選のさなか、東京都内の街頭で訴える大学生の姿がありました▼先月入党したばかりの18歳。身近な人がコロナにかかったことをきっかけに社会の不平等が政治の責任からきていることを知り、性差別や気候変動まで関心がひろがりました。一人ひとりの人権が尊重される社会をつくりたい。選んだ道は、日本共産党員として生きることでした▼80歳になる北海道の女性は映画「わが青春つきるとも 伊藤千代子の生涯」をみて共産党に入りました。「あの暗黒の時代に自分の意思を貫いた人たちがいたから今の私たちの自由がある」。その思いを若い世代に引き継ぎたい。人生の設計図に描いた太い線でした▼茨城の60歳の男性もこの映画をみて入党を決めました。「信念をもって理想や目的にむかっていく彼女の生き方に共鳴した」。これまで多くが離合集散をくり返すなか、一本筋が通った党への信頼。新たな人生を、ともに歩もうと▼きょう日本共産党は100周年を迎えました。戦前から活動し戦後も党をけん引した宮本顕治さんが創立の意義を語ったことがあります。「社会的差別と圧迫に負けないで、自分の一回きりの人生を人類の進歩と重ねたいというねがいのもと、逆境にあっても、その豊かな人間としての個性をまもり、生きぬいた人びとの集団が生まれた」と▼1世紀の歴史、そして今、さらに未来へ―。共通するのは社会進歩と結びついた人間の生きる姿です。








