2022年7月12日(火)
「米軍艦出て行け」 怒りの唱和
北海道小樽市 商業港入港で平和団体
![]() (写真)怒りの唱和を響かせる人たち=11日、北海道小樽市 |
“商業港に米軍艦はいらない”―。労働組合や民主団体でつくる米艦寄港反対小樽連絡会は11日朝、北海道内外の観光客でにぎわう小樽市中央埠頭(ふとう)で、米海軍掃海艇パトリオットの接岸に対し抗議行動を繰り広げ、怒りの唱和が響きました。同港への米艦船入港は1961年以降83隻目。
港湾管理者(小樽市長)には6月30日、入港目的を「通常入港」として通知があり、同市は核兵器搭載の有無を外務省や在札幌米領事館に照会。核搭載能力がないとの回答を受け、8日に入港を許可しました。
小樽連絡会の佐藤勤代表は「小樽港が米軍軍港化され、戦争のもとになる入港は到底許されない。すぐに出ていってほしい」。道原水協の嶋田千津子事務局長は「なぜ商業港に軍艦が入るのでしょうか。核兵器を搭載していない非核証明書を提出させ、市長の入港の取り消しを強く求めます」と訴えました。
日本共産党の菊地葉子道議は「平和を希求する私たちへの挑戦。どんな目的であれ観光都市、商業港への軍艦の入港は許せません」と告発。丸山晴美市議が決意を語りました。
中央埠頭では、外国貨物船が通常の港湾業務を行っており、貨物船の向こうにパトリオットが接岸しています。参加者は「米艦船は小樽に来るな」「日本を戦争する国にするな」と抗議。小樽市長への決議文を採択しました。









