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2022年7月8日(金)

維新 松井氏、吉村氏 感染拡大の中 全国遊説

週5日「公務日程なし」

「死者多い」聴衆から批判

 日本維新の会の松井一郎代表(大阪市長)と、吉村洋文同副代表(大阪府知事)が、新型コロナウイルス感染者数が急拡大する中で、参院選の全国遊説に奔走しています。

 大阪府の感染者数は6日、4621人にのぼり、1週間前の6月29日と比較すると2倍を超えています。大阪市は1685人で同日比約2倍です。参院選公示日を含む週(6月20~26日)は前週比で大阪府が1・09倍、市は1・06倍となり、さらに、翌週(27~7月3日)はそれぞれ、1・82倍と1・64倍と感染者が急増しています。

 その中で、吉村大阪府知事と松井大阪市長の公務日程を見ると、公示日を含む週と翌週はともに「公務日程なし」「出席行事無し」が5日におよんでいます。

 大阪でコロナ死者数が全国最多を更新し続けている背景には、維新が「改革」と称して市立病院や公衆衛生研究所の統廃合、病床削減を推進してきたことがあります。

 ところが、京都・JR長岡京駅での演説(1日)で、聴衆から「コロナで亡くなった人が人口比では大阪はとても多い。どう考えているのか」と批判された松井氏は「大阪はコロナで亡くなっている人が多い」と認めつつ、「政治家を選ぶとき100点満点では選べない。どこがマシかで選んでほしい」と居直りました。

 コロナの失政の反省を語らないまま、感染拡大のもと公務を投げ出して選挙活動に奔走するのはあまりに無責任と言われても仕方ありません。

 (目黒健太)


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