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2022年7月7日(木)

沖縄 横一線の大激戦

イハ氏 再び戦場にさせない

自民候補 新基地推進、軍事一辺倒

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(写真)街頭から訴える「オール沖縄」のイハ候補=6日、那覇市

 参院沖縄選挙区(改選数1)は、「オール沖縄」のイハ洋一候補と、岸田自公政権言いなりの自民党公認・公明党推薦の新人候補との横一線の大激戦のまま、最終盤を迎えています。沖縄を再び戦場にさせないイハ候補か、沖縄を戦争にひきずりこむ自民候補か―。違いははっきりしています。

 自民党候補は5日、浦添市での演説で「平和が一番だ」といいながら、その手段として「抑止力は持たなければならない。そのために米軍基地と自衛隊が必要だ」として、名護市辺野古の米軍新基地建設の容認・推進を強調しました。“軍事力による平和”という「軍事対軍事」の危険な道をとる姿勢をむきだしにしました。

 「琉球新報」が6日発表した世論調査は、米軍普天間基地(宜野湾市)の名護市辺野古への「移設」計画(新基地建設)に関する質問で、34・6%が普天間基地は「閉鎖・撤去すべきだ」と回答。国外など沖縄以外への「移設」を求めたのが計35・2%でした。辺野古「移設」を「容認すべきだ」は22・1%でした。

 新基地については2019年の県民投票で、72%が辺野古埋め立て反対とし、明確な民意が示されています。

 イハ候補は、新基地推進を主張する自民党候補について「民意を前にして進まない新基地建設を進めるため、民意を壊そうとしている」と批判し、「民意の力ではね返し、普天間基地閉鎖、新基地建設の断念を求める」と強調。「戦争に直結する南西諸島への自衛隊ミサイル基地の強行配備に反対し、憲法9条を守り対話による平和外交を」と訴えています。

 創価学会員の公明党支持者が「自民党のやり方はおかしい。戦争に持っていこうとしている公明党はダメだ。イハさんに投票する」(沖縄市)といった動きも出ています。

 「オール沖縄」は、「当落線上のデッドヒートから総力をあげて抜け出そう」と、最後までの支持拡大を呼びかけています。


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