2022年7月6日(水)
自民候補の支援撤回を
ネット番組 音楽関係者ら抗議
参院選で音楽業界4団体が自民党候補の今井絵理子、生稲晃子両氏の支援を表明をしたことに抗議声明を発表した音楽関係者が5日、インターネット番組「ポリタスTV」に出演し、「経緯も不明確であり、支援決定を撤回し説明すべきだ」と語りました。
ジャーナリストの津田大介さんが進行を務め、ミュージシャンの篠田ミル、ライブハウス店長のスガナミユウ、シンガーソングライターのNozomi Nobodyさんが出演しました。
Nozomiさんは「そもそも音楽業界に大きな影響力を持つ団体が、きちんとした手続きや説明もないまま特定政党の支援を決めており、大問題です」と指摘。音楽4団体が「一丸となって支援する」としながら、特定の政党・候補者の支持や投票を呼びかけるものではないとしていることについて、篠田さんは「ならば支援とは具体的に何を意味するのか。回答を求めます」と語りました。
スガナミさんは、文化・芸術政策だけでなく、自民党の政策に賛同できるものはほとんどないと語り、「芸能界での功績だけで、支援を決定して良いのか」と語りました。
声明発起人の一人でミュージシャンの後藤正文さんもコメントを寄せ、「政権与党を選挙応援しなければ助成を受けられない社会の恐ろしさを思います」と述べました。