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2022年7月6日(水)

憲法守る“平和の座標軸”

共産党の躍進 カギ

 自民、公明、維新、国民民主の改憲翼賛連合が「早期改憲」の動きを強める中、それにストップをかけられるのは誰か――。日本共産党に切実な期待が集まっています。


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(写真)「9条改憲NO」などのプラカードを持って日本共産党の訴えを聞く人たち=2日、大分県別府市

 岸田文雄首相は改憲について「できるだけ時間をかけずに国民に選択していただく機会をつくる」といい、自民党の茂木敏充幹事長は「1年以内、2年以内にやろう」と前のめりです。日本維新の会の松井一郎代表は、自民党に「改憲スケジュールを示せ」とあおっています。

 これに対し日本共産党は、自衛隊の海外での武力行使を全面自由化することが9条改憲の狙いだとして、「“危機に乗じた9条改憲許すな”の平和の一票は日本共産党に託してください」(志位和夫委員長)と訴えています。

 各地の街頭演説では、「平和の問題では共産党が一番まとも。憲法は変えてはいけない。今度は共産党に入れたい」(神奈川県・相模原、青年)などの声も寄せられます。軍事費2倍、9条改憲の動きに東京・北区の女性は「今の動きは本当に危ない。共産党に伸びてほしい」と電話で話します。

9国会連続で改憲審議阻止

 日本共産党は、憲法9条を守ろうと2004年に結成された「九条の会」に政党として唯一、連帯を表明。全国で5000以上に広がった草の根「九条の会」の人々とも力を合わせ、改憲策動を封じてきました。

 国会でも、安倍政権時から改憲案の審議を許さない先頭に立ってきたのが共産党です。

 2016、19年の参院選挙では32の1人区での共闘を実現。連続二けた勝利で、参院での改憲勢力3分の2を阻止しました。

 「国民が求めていない改憲の議論は必要ない」と憲法審査会の開催に反対し徹底抗戦。2018年3月に安倍自民党が「改憲4項目」をまとめ明文改憲の動きを強めると、国会での共闘を強化し、立憲民主党や社民党などと「安倍改憲阻止」のスクラムを組み、同年の通常国会から昨年の通常国会まで9国会連続で憲法審査会での改憲案の実質審議を許しませんでした。

反戦平和貫く歴史ある100年

 日本共産党がこうした運動を展開できるのは、反戦平和と自由を貫いて100年の歴史と、憲法の全条項を守ると明記した綱領を持っているからです。

 日本共産党は、集団的自衛権の行使容認の安保法制強行(2015年)に最も厳しく対決。いま、「敵基地攻撃能力」保有の主張に対して、「専守防衛」の放棄につながると反対の論陣を張っています。

 同時に、9条を生かした平和外交のビジョンを示し、ASEAN(東南アジア諸国連合)とも協力し、東アジア全体を包摂する平和の枠組みづくりを提唱しています。

 ブレずに憲法を守り抜く日本共産党の姿勢は、時流に流されない“平和の座標軸”として期待を集めています。


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