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2022年7月5日(火)

比例5議席の目標にしがみついて頑張りぬこう

7月4日 日本共産党常任幹部会

 親愛な全党のみなさん。みなさんの昼夜を分かたぬ大奮闘に、心からの敬意と連帯のメッセージを送ります。

 日本の命運がかかった参議院選挙は、1票を争う大激戦、大接戦のまま終盤戦を迎えました。

(1)

 政治論戦では、平和でも、暮らしでも、わが党の論戦が他を圧倒する展開になっています。

 自公維などによる大軍拡や憲法改定の大合唱に正面から対決する姿勢とともに、東アジアを戦争の心配のない平和な地域にしていく憲法9条を生かした「外交ビジョン」が、国民の不安にこたえ、共感をよんでいます。

 破綻した「アベノミクス」と新自由主義にしがみつく岸田自公政権が、物価高騰に苦しむ国民への無為無策を続けるもとで、大企業の内部留保課税で賃金の引き上げをはかる提案など国民の立場に立った解決策――「やさしく強い経済」をつくる「五つの提案」が、切実な暮らしの願いとかみあい、期待が広がっています。

 草の根での有権者との対話でも、“語りやすい”“対話がおもしろい”という声が共通して寄せられています。

 今度の選挙戦は、わが党の訴えを届ければ届けるほど、党への支持や期待がどんどん広がる選挙戦となっています。

 このチャンスを生かし切ろうではありませんか。“平和の願い、暮らしの願いを日本共産党への1票に”と広げに広げようではありませんか。

(2)

 全党のみなさん。第5回中央委員会総会で固く誓いあったように、参議院選挙のわが党の最大の目標は、比例代表選挙で「650万票、10%以上」を獲得し、5人のベストチーム全員の勝利をかちとることにあります。

 現瞬間の、わが党のとりくみの現状は、法定1号ビラ配布が77・8%、「赤旗」5・6月号外の配布が88・1%、対話数が643万、支持拡大数が474万(支持拡大目標比35・2%)、「担い手広げ」の働きかけ数82万となっています。

 率直に言って、わが党の活動のテンポと規模、到達点は、比例5議席の実現に大きな隔たりがあると言わなければなりません。

 同時に、すべての支部・グループ、党機関が、自ら掲げた「650万票、10%以上」に見合う得票目標・支持拡大目標の達成を何が何でもやり抜く=目標にしがみついて、党のもつ力を底の底まで出し尽くし、残る6日間奮闘するならば、5議席を実現する条件は大いにあります。

 まさに勝敗は、6日間の奮闘にかかっています。どうしてもここで活動の大飛躍が必要です。まだ多くの有権者が投票先を決めておらず、6日間で情勢は大きく変えられます。最後の最後まで、目標達成にしがみついて、「全国は一つ」、全支部・全党員の総決起でやりぬこうではありませんか。

(3)

 選挙区で議席を争い、勝利をめざして奮闘している党組織は、「比例を軸に」をゆるがず貫き、比例代表選挙を二重に位置づけてたたかいぬくことを訴えます。

 第一に、自ら決めた比例得票目標をやりぬくことは、全国の比例目標実現に対する重大な責任となっています。選挙区で議席を争っている都道府県の多くは、どこも有権者数の多い大都市を抱える党組織であり、ここでわが党の比例票をのばすことは、比例5議席実現にとって絶対不可欠です。

 第二に、選挙区での激戦を制するうえでも、比例代表での躍進の流れをつくりだし、そのうえに候補者の魅力をのせて押し上げることが決定的なカギとなっています。

 この二重の責任を自覚して、比例代表でも選挙区でも、全国の躍進をめざす先頭に立って奮闘しようではありませんか。

 東京選挙区(改選数6)では、山添拓候補が最後の1議席を僅差で争う大激戦・大接戦となっています。全国から支持拡大を集中し、東京のみならず日本の宝というべき議席を必ず守りぬこうではありませんか。

 沖縄では、「オール沖縄」の議席が当落線上の重大局面にあります。全国から結びつきを生かした支援を心から訴えるものです。

(4)

 全党のみなさん。投票日までの6日間、何としても活動の大飛躍・大爆発をつくりだしましょう。

 ――それぞれの支部・グループが、自ら決めた支持拡大目標にしがみついて奮闘し、必ずやりぬきましょう。あらゆる名簿のあたり残しを絶対に残さず支持を訴えぬきましょう。

 ――「折り入って作戦」で働きかけた人、支持を約束した人、「しんぶん赤旗」読者、後援会員、選挙ハガキを送った人のすべてに選挙情勢を伝え、「3票、5票、10票、支持を広げてください」と訴えましょう。

 ――法定1号ビラ配布、「赤旗」5・6月号外、「はてな」リーフを一枚残らず配布し、メガホン・スタンディングで党の元気な姿を示しましょう。

(5)

 全党のみなさん。日本共産党は、この7月、党創立100周年を迎えます。

 わが党の100年を貫く誇るべき特質は、どんな困難にも屈せず前途を切り開く不屈性、科学に立って前途を見通す先駆性にあります。

 昨年の総選挙以来、私たちは、激しい日本共産党攻撃と正面からたたかい、ウクライナ侵略を利用した新たな攻撃にも正面からたたかい、大逆流を押し戻し、残る期間の奮闘いかんでは勝利をかちとりうる情勢を切り開いてきました。ここには、わが党ならではの不屈性と先駆性の発揮があります。

 戦争か平和か――日本の命運がかかったこの歴史的局面で、わが党の100年の歴史で試された不屈性・先駆性を発揮し、参議院選挙での躍進を必ずかちとろうではありませんか。常任幹部会は、全党のみなさんと心を一つに、最後の最後まで力をつくす決意です。


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