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2022年7月3日(日)

2022参院選 激戦の様相

愛知選挙区 すやま候補 当落線上大接戦

「この人を国会に」広がる

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(写真)「戦争は嫌だ」と話した男性とグータッチする、すやま候補=2日、名古屋市中区

 愛知選挙区(改選数4)で、日本共産党・すやま初美候補(43)の訴えが道行く人、家の中の人にまで響きます。「この人を国会に送りたい」の願いが広がり、当落線上の大接戦へと押し上げています。

 人生をかけて取り組むジェンダー平等では、男女の賃金格差ゼロ、誰もが自分らしく力を発揮できる社会を訴え。愛知の女性の給料を男性並みに引き上げれば、年間55万人の雇用、11兆円もの経済効果があると強調します。

 豊田市の宣伝に、ツイッターを見て駆け付けた女性(43)は「女性だから諦めなければならないことがあるのはおかしい。うちは全員息子だけど、女の子が幸せな社会でなければ男の子も幸せになれない。ジェンダー平等社会の実現を」と切望。「管理職になるのがすごく大変で、なんで女に生まれたんだろうと悩んだこともあった。訴えにすごく共感。応援する」とビラを受け取った女性や「同性婚を認めてほしい。頑張って」と話したLGBT当事者など、たくさんの声が届いています。

各党が総力戦

 選挙戦は自民、公明、立憲民主、国民民主の現職に日本維新の会新人と主要政党がそろい、これまでにない17人が争う大激戦です。

 物価高騰に無為無策どころか年金を削減し、軍拡、改憲に突き進む岸田自公政権に批判が噴き出し、情勢は急変。公明現職の支援に6月30日山口那津男代表が2度目の来県をすると、翌1日には麻生太郎氏、菅義偉氏、安倍晋三氏の各首相経験者も入り、押し上げに躍起です。同日には維新・松井一郎代表も来県。国民も玉木雄一郎代表が繰り返し入り、連合の芳野友子会長も来県。まさに各党総力戦です。

 外交・安全保障に軍拡しか示せない自民・公明・国民。「核共有」など、より危険な道を主張する維新。

 ただ一人、軍拡、改憲勢力に正面から立ち向かい、9条生かした平和外交を訴える、すやま候補に党派を超えた期待が寄せられています。「前回自民党に入れた。けど、憲法9条を変えようとしている。とても怖くなった。入れたことを後悔している」(大学生)、「戦争しない国であってほしい。(ASEANのような)平和な地域、日本でもやればできると思う。あとはやるかどうか」(24歳労働者)

宣伝中に激励

 物価対策では、消費税減税に対し、公明の山口代表が「社会保障の財源。減税なんて無責任な野党には任せられない」と攻撃。すやま候補は、大企業・富裕層に応分の負担をしてもらうことで財源はつくれると力説。「日本共産党を伸ばして、消費税5%減税、最低賃金1500円、学費半額、給食費無償、減らない年金を実現しましょう」と力を込めます。宣伝中、高齢女性が声をかけてきました。「ビラを見ました。共産党だけが年金の話をしっかり書いてくれていた。今まで人に頼まれて他の人に入れていたけど、今度は共産党に入れます」とキッパリ。

 党愛知県委員会は、宣伝で県内どこでも党の姿を示し、対話で党とすやま候補の値打ちを広げぬこうと奮闘。3日の志位和夫委員長を迎えた街頭演説を大成功させ、比例で「43万票・15%以上」を実現し、比例5議席必勝と、すやま勝利で24年ぶりの議席奪還を今度こそ勝ち取ろうと全力を挙げています。

 (小山田汐帆)


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