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2022年6月30日(木)

人を大切にする社会へ

田村政策委員長 選挙公約語る

ネット番組

 日本共産党の田村智子政策委員長は28日夜、インターネット番組「『選挙公約』9連発!政党代表者がプレゼン」(ニコニコ動画)に生出演し、「戦争させない 暮らしを守る」と題して党の参院選政策を語りました。

 田村氏は冒頭、今度の参院選で党の女性候補者が初めて過半数になり、「すべての政党の中で女性の割合は第1位となった」ことを報告しました。党がジェンダー平等政策を掲げ、男女の賃金格差是正に向けて政府を動かしてきたことなどを紹介しつつ、「まだまだ足りない」と発言。選択的夫婦別姓も同性婚も認めようとしない自民党を批判し、「日本の中のおかしな当たり前を変えていきたい」と決意を表明しました。

 田村氏は、政策の一つ目の柱に「憲法9条を生かした外交ビジョン」を掲げました。「仲の良くない相手、問題を抱えている相手、そういう相手といかに話し合いをするのか。この努力なしに戦争を起こさないなんていうことはあり得ない」と強調。自民党政権のように「分断」「排除」「敵対」の姿勢では「もめごとの解決はできない」とし、「戦争させない国づくり」のために全力を尽くすと語りました。

 二つ目の柱として「物価高騰から暮らしを守る」と訴えました。中小企業支援や最低賃金1500円の公約は「働く人を粗末に扱ってきた政治を変えようという提案」だと述べ、3カ月や6カ月の「ぶつ切り契約で働く若い人たちが急増している」うえ、正社員も解雇自由化が進められようとしていることに触れ、これでは「国民総不安定雇用化」だと批判しました。人を大切にする「やさしく強い経済」が必要だと呼びかけました。

 気候危機打開の提案について田村氏は、「新たな投資先」だと説明。再生可能エネルギーは、それぞれの「地域の経済の柱になる産業として育てていくという夢」があり、「ここに思い切った投資を行って、日本の経済やエネルギーのシステムを大きく変えていきたい」と語りました。


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