京都選挙区　たけやま候補　当落線上へ猛追

大軍拡許さぬ唯一の候補

（写真）聴衆の激励に応えグータッチを交わす、たけやま候補＝京都市山科区

　改選数２を争う京都選挙区で、「大軍拡を許さず、暮らしを守る」ときっぱり訴えているのは日本共産党の、たけやまさいこ候補ただ一人です。大激戦のなか、たけやま候補が当落線上へ激しく追い上げています。

「混戦」の報道

　たけやま候補と、自民党の新人、立憲民主党の現職、維新の会の新人の有力４候補がしのぎをけずる全国注視の選挙区。各党が「最重点区」と位置づけ、テレビ各局も特集を組み、「混戦」などと報じています。

　自民は、公示日から茂木敏充幹事長ら党幹部が続々と京都入り。「自民党で調査していると、（４候補の）誰が落ちてもおかしくない」（伊吹文明元衆院議長）、「このままでは議席を守ることもままならない」（西田昌司参院議員）と危機感を強めています。

　維新は、吉村洋文副代表が公示日に京都に張り付くなどし、「４候補がだんご状態。力を抜いたら負ける」（維新候補を推薦する国民民主の前原誠司衆院議員）と必死です。

　たけやま候補は、３年前の倉林明子参院議員の勝利に続く議席獲得をめざし、猛奮闘。

　論戦では、消費税減税の訴えに共感が広がるなか、自民の候補者は「消費税の限定的な減税も必要」と言いだし、維新は軍拡や「核共有」について演説では一切語らず、有権者をあざむいています。

　軍拡・改憲を競い合う自公と維新に正面から対決し、平和と暮らしを守る、たけやま候補の訴えが勝利の条件をつくりだしています。公示前から力を入れてきた「街角タウンミーティング」では、各地で新たな支持や担い手が広がっています。

若者から共感

　阪急桂駅前（２３日）では、２８歳の女性が飛び入りでマイクを握り「日本は学費が高く、給料も低い。自分も就職活動がうまくいかず海外に行った。こんな日本に共産党があるのが救い」と語りました。

　北野白梅町（２４日）では、学生が「気候対策で、たけやま候補と他候補の違いは？」と質問し、たけやま候補が気候危機打開の政策をズバリ訴えました。別の学生（２１）も「他候補との違いを教えてほしい」と、ジェンダー政策などで後援会員らと３０分以上の対話に。大企業中心の政治をただす党綱領の立場を語ると、「たけやま候補に誠実さを感じた。共産党で考えてみる」と話しました。

　三条河原町のタウンミーティング（１９日）の配信を聞いた青年も選挙事務所を訪れ、ボランティアに参加しました。

　２６日、四条烏丸で志位和夫委員長の応援を受けた、たけやま候補は「２兆１千億円も使う北陸新幹線の延伸計画を止める。暮らしより教育より戦争への準備を優先する道を絶対に止めます。行くぞ国会！」と訴え、大きな共感と決意を広げました。

　党府委員会は、７月３日に再び来援する志位委員長の街頭演説を最大の節とし、「『ブレない党』の値打ちが浮き彫りになっている。比例の大波を起こして５人必勝、選挙区で連続勝利を切り開こう。３日に向け、京都の底力を発揮し、総決起しよう」と全力を挙げています。

　(京都府・岡本大介)