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2022年6月29日(水)

元首相の見識が問われる

安倍氏の共産党攻撃

 自民党の安倍晋三元首相は各地で同党参院選候補の応援演説を行い、「憲法改正に取り組んでいきたい」と述べながら、「多くの憲法学者が自衛隊違憲と言っている。共産党も言っている。でもいざというときは活用するといっている。おかしいじゃないか」(27日、石川県能美市)などと日本共産党を攻撃しています。

 しかし、本紙6日付「破綻した漫罵を繰り返す安倍元首相のお粗末な共産党攻撃」で指摘したように、党が参加する民主的政権が自衛隊に対してどういう憲法判断を行うかは、党としての憲法判断とは別個の問題です。自衛隊解消の国民的合意ができるまでは、共産党が参加する政権の憲法判断は自衛隊=合憲であり、その政権が自衛隊を活用することに、憲法上何の問題もありません。このことは、2017年総選挙の際の党首討論で、安倍氏の攻撃に対して日本共産党の志位和夫委員長がはっきり述べています。

 破綻した議論で公党を執拗(しつよう)に攻撃するのは、もはや一種のデマ攻撃です。元首相として最低限求められる見識が問われます。


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