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2022年6月28日(火)

戦争呼びこみ 祝えない 沖縄・宮古島

市民らゲート前抗議

陸自駐屯地3周年式典

写真

(写真)式典に抗議するスタンディングを行う市民ら=26日、沖縄県宮古島市

 「戦争を呼びこむ基地の3周年を市民は祝えない」―。陸上自衛隊宮古島駐屯地(沖縄県宮古島市)の開設から3年余り。市民らは26日に行われた同駐屯地開設3周年の記念式典に対し、駐屯地のゲート前で抗議のスタンディングを実施しました。「島を戦場にするな」「基地はいらない」「市民は諦めないぞ」などと訴えました。

 「ミサイル基地いらない宮古島住民連絡会」の清水早子事務局長は、同駐屯地のようなミサイル基地の存在によって市民は、有事には戦場になり、平時でも基地絡みの事件・事故が起きる「脅威にさらされている」と非難しました。

 同駐屯地は2019年3月に開設。陸自は地対空・艦ミサイル部隊を配備し、市内の弾薬庫へのミサイル・弾薬の搬入を強行するなど、市民の反対の声を踏みにじってきました。

 式典ではミサイル発射機搭載車両や装甲車、武器を構えた隊員を乗せた車両などが駐屯地内で軍事パレードを実施。「パレードやめろ」「戦争のための車両を見せびらかすな」との抗議の声の中強行されました。

 スタンディング参加者(84)は4月、同駐屯地関係者に暴行を受け打撲を負いました。いまだに痛みが出ることがあるといいます。7年前に基地のない平和な島だと思って宮古島に移住したのに駐屯地ができてしまい、式典に対し「憤りを感じる」と語りました。

 スタンディングには日本共産党の上里樹市議が参加しました。


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