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2022年6月25日(土)

核廃絶へ力合わせよう

広島 志位委員長 被爆者と懇談

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(写真)懇談する(右から)志位和夫委員長、佐久間邦彦・広島県被団協理事長、山田寿美子・同副理事長、小丸涼・民青広島県委員長=24日、広島市内

 日本共産党の志位和夫委員長は24日、広島市内で被爆者らと懇談し、核兵器廃絶に向けた思いを聞きました。

 志位氏は、閉会した核兵器禁止条約の締約国会議について「重要な成果があがりました」とのべ、「今回採択された『ウィーン宣言』が『核抑止』論に対して厳しい批判を行ったことには、大きな世界の流れを感じます」と語りました。

 県原爆被害者団体協議会の佐久間邦彦理事長(77)は「第1回の締約国会議が出発点です」と強調。「ロシアの侵略をみても『核抑止』が成り立たなくなったことは明らかです。この宣言はすごい」と思いを寄せました。

 2歳の時に被爆した山田寿美子副理事長(79)は「戦後77年たった今もなお、被爆者の苦しみは続いています」と訴え。「武力行使を認めないと宣言した日本国憲法9条を、世界に広げていくことが必要だと痛切に感じます」と語りました。志位氏は「憲法9条は、広島・長崎の非人道的惨禍を体験し、そのなかから生まれました。世界のどこでも二度と核を使わせないという決意が込められた条項です」と強調しました。

 核廃絶運動に取り組む小丸涼さん(27)は「ウクライナ危機もあり、若い人のなかでも核廃絶の願いが日々強くなっています」と話しました。

 志位氏は「被爆者のみなさんが発揮してきた力は本当に大きい。私たちも『核兵器のない世界』を実現するまで力を合わせて頑張りたい」と決意を語りました。


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