しんぶん赤旗

お問い合わせ

日本共産党

赤旗電子版の購読はこちら 赤旗電子版の購読はこちら
このエントリーをはてなブックマークに追加

2022年6月23日(木)

日本の不参加「残念」

広島・長崎の市長が会見

写真

(写真)記者団の取材に応じる田上富久長崎市長(左)と松井一実広島市長=21日、ウィーン(桑野白馬撮影)

 【ウィーン=桑野白馬】広島の松井一実市長と、長崎の田上富久市長は21日、ウィーンで開かれている核兵器禁止条約の第1回締約国会議の会場で共同会見し、日本の不参加について「残念」と述べ、今後の会議にオブザーバー参加するよう求めました。

 田上氏は、さまざまな国の関係者や国連、非政府組織(NGO)と対話したことに言及し、「連携を取る話ができて非常に有意義だった」と強調。ウクライナ情勢や、米ニューヨークでの核不拡散条約(NPT)再検討会議が8月に開かれることを念頭に、締約国会議が「大事な時期」に行われているとして「日本政府が会議にオブザーバー参加しなかったのは非常に残念。今後も定期的に開かれるので、ぜひ参加を検討してほしい」と表明しました。

 松井氏は、北大西洋条約機構(NATO)加盟国のドイツ、ノルウェー、ベルギーやオランダがオブザーバー参加していることを念頭に「日本と似たような状況の国が参加している」と指摘。その理由や考え方を政府に伝え「オブザーバー参加するよう環境を整えていきたい」と語りました。


pageup