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2022年6月22日(水)

リニア 本村議員が国会報告

長野・飯田 住民懇談会

 リニア中央新幹線のトンネル工事から暮らしと環境を守るため、長野県飯田市で20日、日本共産党の本村伸子衆院議員を招いた住民懇談会が開かれました。主催は飯田市上郷地域の「リニアから自然と生活環境を守る沿線住民の会」。

 同会の熊谷清人代表世話人は「工事で影響を受ける住民の思いや要望を届けたい」とあいさつ。大鹿村、豊丘村などの住民5人が現場報告をしました。

 本村氏は、リニア工事をめぐり、繰り返し起こる事故、談合、増大する事業費などの問題を指摘。住宅地の大深度地下を掘削する風越山トンネル工事(飯田市)について、自身の国会質問の議事録を示しながら「地下30メートル以深であっても地権者、住民の同意や、工事前の家屋調査は必要です」と述べ、残土処分地問題では「安全に対してJR東海に恒久的に責任を果たさせる必要があります」と語りました。

 各地からの現場報告では「JRの対応に納得できない」(飯田市上郷地区)、「(残土処分地の安全性について)住民の立場で行政が真剣に考えるべきだ」(飯田市龍江地区)、「電力がひっ迫しているのにリニアは特別扱い。消費電力についても追及すべきだ」(豊丘村)、「リニアを沿線住民だけの問題にしてはいけない」(大鹿村)などの要望が出されました。質疑では、リニア計画の中止を求める声が出されました。

 上郷地区から参加した女性は「国会質疑が分かりやすかった。工事前調査で地域によって違う対応があるのは不平等だと思う」と話しました。


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