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2022年6月22日(水)

参議院選挙公示にあたって

比例650万をやりぬき、平和でも暮らしでも希望のもてる日本をつくりましょう

6月22日 参議院選挙闘争本部

 日本の命運がかかった参議院選挙が、いよいよ公示を迎えました。

 第5回中央委員会総会決定は、比例代表選挙で、「650万票、10%以上」を獲得し、5人のベストチームの全員勝利をかちとることを「最大の目標」とし、全党のすべての支部・グループと機関が、「650万票」に共同で責任を負い、自ら決めた目標を本気でやりぬく構えを確立して必ず結果を出そうと訴えました。また、これを土台にして、選挙区選挙で、東京の現有議席を絶対に確保し、さらに議席増に挑戦すること、「オール沖縄」の議席の再選を果たすことをよびかけました。

 全党のみなさん。5中総決定にいま一度たちかえり、全国が心ひとつに奮闘して参院選の目標をやりとげ、平和でも、暮らしでも、希望のもてる日本をつくろうではありませんか。

党首討論――自民党が守勢に、日本共産党が攻勢に

 各党の政策発表に続き、テレビ・ネット番組での党首討論を通じて、参院選の争点と対決点がいよいよ明確になり、岸田自公政権と真正面から対決し抜本的対案を示すわが党の論戦が光っています。

 自民党は当初、ロシアのウクライナ侵略に乗じて「軍事費2倍化」「憲法9条を変えろ」の大合唱で攻勢をかけようとしましたが、思わく通りには進んでいません。「軍事費2倍化」の財源について問われると、答えずにやり過ごすしかなくなっています。暮らしの問題では、アベノミクス以来の「異次元の金融緩和」がいよいよ行き詰まり、国民生活が大打撃を被っているのにまともな対応策がなく、消費税減税には背をむけ、賃上げを口にしても具体策は言えません。維新などの補完勢力も核共有など戦争推進勢力の正体をあらわにしています。

 平和でも、暮らしでも、論戦上は、自民党が守勢にまわり、わが党が攻勢に立っています。

 これからの頑張りしだいで情勢をさらに前向きに変え、勝機をつかみうる選挙になっていることは、東京・杉並区長選挙の画期的勝利、区議補欠選挙でのわが党の大健闘などの結果にも示されています。

活動の飛躍に勝敗がかかっている

 5中総がよびかけた「参院選必勝大作戦」は、「しんぶん赤旗」5・6月号外配布が78・9%、ポスター張り出し64・9%で、奮闘はあるものの、完了には至っていません。対話は410万人、支持拡大は281万人で、5中総前のテンポと比べて、対話で2倍、支持拡大で2・3倍、担い手広げで2・4倍となっていますが、総選挙最終到達比では、対話39・5%、支持拡大38・1%となっています。

 現状は、政治論戦のリードによって、勝機をつくりだしつつありますが、現在のわが党の活動の規模と速度ではそれを逃しかねない状況にあり、いま活動を文字通り飛躍的に引き上げられるかどうかに勝敗がかかっています。

 飛躍をつくるカギは二つです。第一は、掛け値なしに全支部・全党員決起をはかること、そのために5中総徹底を最後まで追求し、広げていくことです。第二は、「折り入って作戦」をやりきり、担い手を広げに広げる活動を最後まで貫くことです。これらの活動を、執念を燃やして推進する点に、党機関の指導性、イニシアチブの発揮が問われています。

 18日間の選挙戦、一日一日が勝負です。法定ビラを一気に配り、演説会成功を跳躍台に、選挙はがきを送った人たちをはじめ、あらゆる結びつきや名簿で党への支持を広げましょう。党機関から地方議員、支部・グループにいたるまで臨戦態勢をとって、活動の飛躍をかちとり、なんとしても選挙勝利をつかみとろうではありませんか。


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