しんぶん赤旗

お問い合わせ

日本共産党

赤旗電子版の購読はこちら 赤旗電子版の購読はこちら
このエントリーをはてなブックマークに追加

2022年6月21日(火)

2022参院選

平和外交「一番、現実的」

高知で松本予定候補 街角トーク参加

元自衛官の30代男性 初めて比例は共産党

 元自衛官の30代男性が19日、高知市の中央公園で開かれた参院徳島・高知選挙区の市民と野党の共同予定候補、日本共産党の松本けんじ氏の街角トークに参加し、憲法9条を生かした平和外交の提案について「一番、現実的だと思います。それしか道はない」と記者に語りました。

 軍事費の倍増に反対する松本氏に、男性は「昔の同僚に連絡すると、兵器の購入で予算が圧迫され、自衛官の待遇はすごく下がっている」と指摘。「待遇改善のところは増やしてもいいのではないか」と質問しました。

 松本氏は「他国に攻め入るための武器も準備されている」とし、「予算を縮小しながら同時に待遇改善はできる」と答えました。男性は拍手しました。

 男性は記者に、「日本はエネルギー資源が少なく、食料も輸入に頼っている。武力で対抗する以前の問題です」と指摘。「自民党が言う防衛費増は結局、選挙のパフォーマンス。本気でこの国の防衛や安全保障は考えてない」と批判しました。

 男性は東日本大震災の救援に尽力する自衛隊員にあこがれ、入隊。体を壊して辞めた当時、安保法制が強行され、政治に関心を持つようになりました。

 自民党を支持してきましたが、3年前の参院選では共同候補だった松本氏に投票。比例は他の野党でしたが、今回初めて共産党を支持すると言います。

 「松本さんは市民の目線に立って、ものを見られる人。共産党はわれわれの生活実態に即した政策を出してくれていると感じます」

 (酒井慎太郎)


pageup