しんぶん赤旗

お問い合わせ

日本共産党

赤旗電子版の購読はこちら 赤旗電子版の購読はこちら
このエントリーをはてなブックマークに追加

2022年6月20日(月)

肥料価格高 緊急支援を

紙・岩渕・武田氏が質問主意書

写真

(写真)紙智子参院議員


写真

(写真)岩渕友参院議員


写真

(写真)武田良介参院議員

 日本共産党の紙智子、岩渕友、武田良介の各参院議員はこのほど、連名で「肥料、配合飼料、輸入粗飼料の高騰に対する緊急支援」を求める質問主意書を提出しました。

 肥料や飼料の価格が高騰し農業経営を直撃しています。JA全農は6月から尿素94%、塩化カリウム80%、化学肥料は55%などの値上げを発表。農業経営に占める肥料費は畑作で13%(北海道は15%)、飼料費は肥育牛で30%、酪農で48%(同41%)、肥育豚で60%、養鶏で56%です。生産者は、資材の価格が高騰する一方で、農産物需要の減少、自由化による農産物価格の低迷で窮地に追いやられています。

 肥料資材などの高騰が続けば、さらなる食料品の価格上昇を招き、国民生活への影響は計り知れません。

 質問主意書は、政府の物価高騰対策には肥料・飼料の価格を抑える目に見える対策がないとして、価格高騰分の緩和のために旧来の枠にとらわれない緊急対策を求めています。特に肥料については、リーマン・ショック時の対策を上回る仕組みを要求。配合飼料の価格上昇は急激で現行制度では救済できないと指摘し、支援策がない輸入粗飼料で緊急支援を求めるとともに、農業資材の海外依存が国民生活に与える影響の考えもただしています。


pageup