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2022年6月19日(日)

きょうの潮流

 「欠員した分の代替を、教職員自身が探している」「医師から病休を勧められても、我慢している人がいる」…。「教員不足」への切実な声がびっしりと書かれていました▼日本共産党の宮本岳志衆院議員事務所と吉良よし子参院議員事務所が、インターネットで「#教員不足どうすれば 緊急アンケート」を実施。わずか1週間で818人から実態や願いが寄せられました▼自由記述欄には、欠員のまま無理を重ねた結果、病欠が相次ぎ、さらなる教員不足を生む、という悪循環の悲鳴が。「生まれてくる命を守るために、退職することもある」など、出産を心から喜べない状況もますます深刻になっています。子どもの成長や発達を喜び合うのが学校のはずなのに▼教員の苦しみは子どもの苦しみに直結します。30代の教員は「これ以上、子どもたちを泣かせないでください」と。末松信介文科相は教員採用試験の早期化など四つの提案をしていますが、これで解決すると答えたのはわずか1・5%。8割前後が教員定数増や、不要不急の業務削減を望んでいます▼「ずっと議論がなされてきて、すべきことがもう自明なのに動かない国に憤りを覚えている」と教育学部の学生も声を寄せます。「このように動いている議員の方がいることが、それでも教員を志す私にとって唯一の救いです」とも▼「教員不足」解消は待ったなし。日本共産党は参院選政策で緊急に行うべき対策を提案しています。教員も子どもも笑顔になれる政治へ、今度こそ。


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