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2022年6月17日(金)

気候対策

航空分野のCO2削減へ

改正航空法成立 武田氏 総量規制を

参院国交委

 航空機や空港が排出する二酸化炭素(CO2)削減に向けた方針と計画作成等について定める改正航空法が3日の参院本会議で全会一致で可決・成立しました。

 同法は航空関連分野で初めてCO2削減に向け目標を立てるものです。日本共産党の武田良介議員は2日の参院国土交通委員会で、CO2を確実に減らすためには、航空分野で排出されるCO2の総量規制が必要だと指摘しました。

 国交省の久保田雅晴航空局長は「航空会社の主体的かつ計画的な取り組みを推進させる」と答弁し、航空会社の自発的な取り組みに任せる姿勢を示しました。武田氏は、気候危機打開は政治の責任であり、民間任せにすべきでないと批判しました。

 国交省は、航空分野では主に、エンジン改良等の新技術、最適な飛行ルートや渋滞緩和を目指す管制、バイオ燃料を想定した持続可能な燃料SAFの開発に取り組むとしています。武田氏は、管制業務はすぐに改善できると指摘。管制による10%削減目標がいつまでに何年比で実現するかも決まっていないと明らかにし、CO2削減の実効ある取り組みを求めました。


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