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2022年6月16日(木)

職場支部での5中総全支部討議をやり抜き、全党総決起で、参院選勝利を!

 参院選公示が目前に迫りました。13日の参議院選挙闘争本部「訴え」は、職場支部について、「地域支部とともに、支部の3割を占める職場支部の総決起が不可欠です」と強調しました。公示までの残る期間で「必勝大作戦」をやり抜き、党躍進のうねりをつくれるかどうかは、すべての職場支部と党員が、第5回中央委員会総会決定を討議、読了し、「党躍進の切実で緊急の三つの意義」で燃えに燃え、総決起することにかかっています。

 職場・労働分野は、とくに4中総以後、「世代的継承――労働者のなかでの党づくり」「現職中心の党活動」の系統的努力がつよめられてきました。5月22日には、初めてのとりくみとしてオンラインで「全国職場支部・グループ決起集会」が開催されました。これらを通じて、「職場支部をカヤの外におかない」を合言葉に、意欲的で構えたとりくみがひろがっています。

支部会議開催の努力がひろがっている

 なかでも注目すべきは、支部会議の開催状況の変化です。5月度の報告では、未開催支部が減って、逆に週1回ないし、月2、3回開催が増えています。未開催支部は東京28支部減、群馬15支部減、大阪11支部減となったのをはじめ、23都府県で減っています。これは、5・22決起集会にむけ、「全支部、全党員」視聴にこだわり、手だてをつよめてきたことの反映です。

 山形県は、職場支部9支部の未開催を5月に克服しました。きっかけは、県職場支部援助委員会での議論でした。4・7幹部会報告の未討議支部の多くが職場支部で、参院選に向け、この職場支部をどうするのかが論議になりました。ここで、京都の職場対策で「入り口は支部会議、出口は党員拡大」が合言葉になっていることが話題となり、「支部会議はあらゆる活動の土台だ」「未開催が集中している村山地区への援助を強めよう」と議論、県委員長と県職場支部援助担当者が援助に入り、変化をつくりました。

 ある教職員支部は、「野党共闘の前進のためにも、比例でがんばろう」と支持拡大目標を決めました。介護の職場支部は、「人の命を預かる職場だからこそ党が伸びないと」と「集い」を開催、入党対象者を誘って前向きに考えてくれることになりました。担当者は、「内外情勢が緊迫し、会議が開かれてこなかった支部でも“何とかしないといけない”“支部会議を開かないといけない”と思っている。正面から提起すれば、みんなと相談してみるとこたえてくれる」と語っていますが、たいへん教訓的です。

 こうした経験にも学び、職場支部・グループが、5中総の徹底と実践で総決起し、「全国は一つ」で比例支持の大波をつくりましょう。

職場支部がもてる力を総発揮し、勝利も、支部の継承・発展も

 各党が各種業界や労働組合の代表候補として擁立する参議院比例代表選挙では、一つひとつの職場が党派間の激しい対決の舞台となります。職場支部がもてる力を総発揮してこそ、比例650万票、5議席確保は実現できます。文字どおり職場支部の総決起を追求し、「現職も退職党員も」を貫くことが重要です。

 「現職中心の党づくり」のこの間の努力を選挙戦のなかでこそ全面開花させ、職場労働者のなかでの対話、支持拡大を思い切ってつよめましょう。同時に、退職党員のつながりやむすびつきは、全国規模、世代をこえた広い範囲に及んでいます。この力もあまさず発揮してもらいましょう。労働者後援会と協力し、全労働者、全有権者を対象に、門前、主要駅頭などでの宣伝にもとりくみましょう。

 5中総が提起した、質的にも量的にも強い党をつくりながら選挙戦をたたかう方針は、「職場支部でこそ実践される必要がある」と歓迎され、綱領を学び、語るとりくみとあわせ、党員拡大の意識的追求がつよまっています。山梨では5中総後、介護職場で30代2人の職員が入党しましたが、これも支部会議の未開催克服と医療分野から新人候補を擁立する県議選勝利の土台は党をつくることだと議論したことが契機になりました。

 労働者は全有権者の7割近くをしめ、選挙戦の勝敗を左右します。5中総の全支部討議をはじめ、職場支部・グループへの援助をつよめ、党躍進と職場支部の継承・発展を何としても勝ちとりましょう。(参議院選挙闘争本部)


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