2022年6月14日(火)
声をあげ続けよう
東京・フラワーデモ 無罪判決を批判
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性暴力のない社会を求めるフラワーデモが11日、東京駅前で行われました。性暴力をめぐる裁判にかかわって長崎地裁が勝利判決を出した一方で、富山地裁などで不当判決も相ついでいると訴え。集まった人たちは、性暴力は許さない声をあげ続けようとアピールしました。
東京駅前では、手に花を持って集まった人たちが次つぎとスピーチ。富山地裁で、女性に性的暴行を加え、けがもさせた男性の罪が問われていたが、「女性の証言があいまいだ」などの理由で無罪となったことへの怒りなどが語られました。
呼びかけ人のひとりで、編集者の松尾亜紀子さんは、フラワーデモ開催のきっかけとなった判決に匹敵する不当判決が相ついでいると指摘。「揺り戻しのような判決が続いています。私たちは集まり続けないといけません」と訴えました。
新聞労連元委員長の明珍美紀さんは、長崎市の幹部職員による女性記者への性暴力をめぐって、市の賠償責任を認めた長崎地裁の勝利判決について報告。「判決を、全国で性暴力被害に苦しんでいる人に届けたい」と語りました。