2022年6月14日(火)
平和・教育拡充 願い発信
愛知の高校生ら1000人パレード
愛知県内37校の高校生ら約1000人が12日、参院選に向けて「私たちの声を聞いてよ」と平和や教育拡充などの願いを発信するパレードを名古屋市で行いました。主催は愛知県高校生フェスティバル実行委員会。
久屋大通公園の出発集会で、実行委員会の代表は貧困や格差、環境問題など「目を背けてはいけない社会問題がある」と述べ、一番影響が大きい私学助成の拡充を訴え。「選挙の前に私たちの思いを発信することで有権者の投票に反映させることができる。中高生のさまざまな思いを社会に訴え、未来をつくっていこう」と話しました。
日本福祉大学付属高校の生徒はロシアのウクライナ侵攻を受けて「平和宣言」を作成したことを紹介。「平和とは何かを考え行動し続けたい」と訴えました。
安城学園高校の生徒は、友人が親から「私学には行くな」と言われて公立校に進み、退学してしまった経験を語り、「学校での学びや交流の機会をお金の問題で諦めなきゃいけないのが悔しい。こういう思いをする後輩はこれ以上見たくない。そんな思いをパレードでぶつけたい」と話しました。
岡崎城西高校の教員は自らも300万円の奨学金を借りて進学したと述べ、給付制奨学金の拡充へ声を上げようと呼びかけました。
詩の朗読や群舞でも思いを表現。パレードでは「私たちも主権者だ」「戦争反対」「多様性を尊重して」などのプラカードでアピールしました。








