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2022年6月14日(火)

平和で豊かな沖縄へ

参院選 イハ予定候補政策発表

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(写真)政策発表の記者会見で必勝に向けて「頑張ろう」を三唱するイハ氏(前列中央)とデニー知事(その左)ら=13日、那覇市

 参院沖縄選挙区(改選数1)で必勝をめざす「オール沖縄」のイハ洋一参院議員は13日、那覇市で政策を発表しました。沖縄の本土復帰50年の節目に、県民の思いをさらに国会に届け、基地のない「平和で誇りある豊かな沖縄を、未来につないでいく」と決意を語りました。

 イハ氏は、危険性が放置されている米軍普天間基地(宜野湾市)の一刻も早い閉鎖・返還を求め、オール沖縄の玉城デニー知事を支えて名護市辺野古の米軍新基地建設を止めると強調。沖縄の民意を踏みにじり、県民に過重な負担を押し付ける基地強化を批判し「二度と沖縄を戦場にさせない」と訴えました。

 「コロナ禍で影響を受けた県経済の再生に力を入れる」と述べ、物価高騰対策や消費税の5%への減税を公約しました。

 同日配布された政策集は「沖縄戦を体験し、平和を希求する県民の想(おも)いを第一に、憲法改悪に反対し、憲法9条を守ります」とし、敵基地攻撃能力の保有や軍事費大幅増額、住民合意を得ず強行されている南西諸島への自衛隊ミサイル基地配備反対を掲げています。

 ▽米軍基地由来の、人体に有害な有機フッ素化合物PFAS(ピーファス)による汚染から県民の命の水を守ること▽東村高江の住民を脅かす米軍ヘリパッドの使用中止▽日米地位協定の抜本改定―なども求めています。

 最低賃金を1000円以上に引き上げ、将来的に1500円をめざすことや、学校給食、子ども医療費の無償化など命と暮らしを守る政策も打ち出しています。

 新基地容認を掲げ、自衛隊明記の改憲を主張する政府言いなりの自民党候補との違いが鮮明になりました。

 同席したデニー知事は、イハ氏の議席は「県民にとって非常に大きな、重要な意味を持つ」と述べ、平和や沖縄の飛躍のために欠かせない議席維持に向けてイハ氏を激励しました。


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