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2022年6月12日(日)

肥料・飼料・燃料の高騰 国の対策・支援急いで

紙議員と佐々木比例予定候補、北農中央会と懇談

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(写真)北農中央会と懇談する(右から)紙、佐々木の両氏=9日、札幌市

 日本共産党の紙智子参院議員と佐々木とし子参院比例予定候補は9日、北海道農業協同組合中央会(札幌市)を訪ねて党の参院選政策を届け、懇談しました。

 紙氏は冒頭、「ウクライナ危機に伴い、肥料、飼料、燃料の高騰が大きな問題になっています」と述べ、国への要望を聞きました。

 伊藤謙二参事は「肥料価格がかつてない高騰で、来年の営農に関わってきます。飼料価格も高騰し、今後高止まりする状況です。生産現場に影響が出ないようにすることが食料安全保障や食料自給率の向上につながっていきます」と指摘しました。

 平田靖農政対策部長は「農作物の栽培に欠かせない肥料価格が高騰し、化学肥料原料の尿素やリン酸、塩化カリウムの海外依存で、原料価格はそれぞれ2・6倍から4・3倍と跳ね上がり、肥料価格が急騰しています」と現状について説明。肥料原料価格の高騰対策としてJAで肥料コストの低減の短期的な対策を行い、価格高騰が中長期的になる事態を念頭に入れ、価格高止まりの対策や肥料原料の備蓄支援を求めました。

 紙氏は「肥料や飼料など農業資材の高騰が農家経営に厳しく覆いかぶさっています。国も支援するも、全然足りません。肥料価格はコロナ前との差額を直接支援するべきです」と応じました。


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