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2022年6月12日(日)

オール沖縄

デニー知事 出馬表明

9月知事選 「辺野古新基地 認めない」

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(写真)立候補表明の記者会見で訴えるデニー知事=11日、那覇市

 9月11日投票(8月25日告示)で行われる沖縄県知事選で、「オール沖縄」の玉城デニー知事は11日、那覇市内で会見し、2期目を目指して立候補することを表明しました。デニー知事は、米軍普天間基地(宜野湾市)の一日も早い危険性の除去が「最大級の課題」だとして閉鎖返還を政府に求めていくとし、名護市辺野古への米軍新基地建設は「断固として認められない」と力強く訴えました。

 デニー知事は会見で、故・翁長雄志前知事から引き継いだ3年超の県政を振り返り、「命(ぬち)どぅ宝、命こそ一番大事なものだと伝えていくことが大事だ。平和こそ暮らしの原点という県民の固く信じる思いを伝える役割を知事として担っていかなければならないと改めて強く肝に銘じる」と強調。日米地位協定の改定や米軍機騒音、環境汚染など基地問題の解決に粘り強く取り組んでいくとし、「平和を維持するのは決して抑止力に頼ることだけではない。最も大切なことは対話による信頼の構築だ」と述べました。

 また、コロナ禍から命と暮らしを守る施策を重点的に進めていくとし、県経済の振興や発展、子どもの貧困問題解決を訴え、「誰もが区別されることなく安心して暮らしていくことが人権を尊重し、お互いを認め合う心につながっていくことをさらに浸透させていく」と力を込めました。

 さらにデニー知事は、「誰もが輝き、誰もが尊重され、誰もが希望のうちに喜びを見つけることが当たり前に実現する島、幸福が真に実感できる沖縄を目指す。ぶれず、ひたむきに県民の暮らしと笑顔と県政発展のため全身全霊で取り組んでいくことを誓う」と決意を表明しました。


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