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2022年6月11日(土)

2022参院選 平和と暮らし切実 有権者

本紙がアンケート・対話 東京・新宿

「なし崩しの軍事費増、年金は…」「戦争を見て9条守らなければと」「初任給が低くて値上げがつらい」

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(写真)アンケートに答えた人(右)に「赤旗」号外を示しながら対話する記者=10日、東京・新宿駅南口

 有権者がいま関心を持っていること、政治に感じていることは―。想定される参院選投票日(7月10日)まで1カ月となった10日、赤旗編集局は東京・新宿駅周辺で街頭シールアンケートを行い、市民との対話に取り組みました。「ウクライナ戦争を見て憲法9条を守らなければダメだと強く思う」「軍事費ではなく生活に使って」など、平和と暮らしをめぐる切実さが増している状況が浮き彫りになりました。

 アンケートは「ウクライナ問題」「軍事費2倍」「物価高騰」「賃上げ」「ジェンダー平等」など関心のある問題にシールを貼ってもらい、選んだ理由や日本共産党の印象などをインタビューしました。

 「初任給が低くて食品の値上げがつらい」(22歳男性)、「『とりあえず買っておく』が難しくなった」(40歳女性)、「ガソリン代、電気代がかかって大変」(61歳男性)、「なし崩しの軍事費増強が気になる。年金などをジワジワかすめとる感じ」(73歳男性)などの声が相次ぎました。

 軍事費2倍にシールを貼った大学2年の女性は「税金から財源を持ってくるのは自分の生活にも影響が出てきそうでイヤ」と話し、記者が「戦争への道は消費税の引き上げなど生活を苦しめる」と、党の「やさしく強い経済」を説明すると「そうなってほしい」と同意しました。

 介護福祉士の男性(40)は「軍事費を上げても北朝鮮の脅威が下がるわけじゃない。でも独裁のプーチン大統領をどう止められるか」と軍拡を否定しつつ、戦争の終わらせ方を懸念。記者が東南アジア諸国連合(ASEAN)の平和の枠組みを広げる党の外交ビジョンを紹介すると、「ASEANのように解決できるのがいい」と歓迎しました。

日本共産党のイメージは?

 日本共産党について聞くと、「小池(晃書記局長)さんの質問はすばらしい」(79歳男性)、「投票したことはないが憲法のことを話す党」(19歳男性)、「祖父が『赤旗』読者。追及能力を評価している」(42歳男性)、「政策はいいが名前に軍事国家のイメージがある」(54歳男性)などの印象を持つ人と、イメージは特にないという人に分かれました。

 ニュージーランドから一時帰国中の男性(26)は、同国と比べた日本のジェンダー平等の遅れを指摘。記者が党の政策を示し、「共産党を選択肢として見てほしい」と訴えると「在外投票を考えてみる」と答えました。


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