2022年6月8日(水)
肥飼料高騰 支援強めよ
農水省に紙・岩渕・武田氏
![]() (写真)農水省から肥料や飼料の価格動向などについてレクチャーを受ける(左から)武田、岩渕、紙の各議員=7日、参院議員会館 |
ウクライナ情勢や異常円安などを受け肥料や飼料等が高騰している問題で、日本共産党の紙智子、岩渕友、武田良介の各参院議員は7日、国会内で、農林水産省から聞き取りを行い、旧来の支援策にとらわれない財政支援を要請しました。
農水省の担当者は、肥料価格について「今後、全農から各県農協への卸売価格は、高度化成は5月までの1・5倍、尿素は1・9倍になる。経営費に占める肥料費は従来10%程度だが、15~20%になる可能性があり、支援を考えないといけない」と述べました。
岩渕氏は、「具体的な支援策はどのようなものか」と質問。農水省の担当者は「2008年のリーマン・ショック時に、価格高騰分の一部を補助した際の方法を参考に考えている。当時は手続きが大変だったため、その簡素化も検討する」と述べました。
また、飼料穀物の輸入状況について農水省の担当者は「トウモロコシの国際価格は、コロナ前から88%上昇しているが、配合飼料価格安定制度があることから、16%上昇にとどまる。乾牧草の価格は、対前年比で27%上昇している」と述べました。
紙氏が、旧来の支援策にとらわれない財政支援を求めたのに対し、農水省の担当者は「検討を行っていきたい」と答えました。









