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2022年6月7日(火)

恣意的運用の懸念

侮辱罪厳罰化 刑法改定に反対

本村議員ら参加

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(写真)侮辱罪厳罰化は言論弾圧になると訴える参加者と本村氏(左)=6日、国会前

 参院で審議中の侮辱罪の厳罰化を盛り込んだ刑法改定案に反対する行動が6日、国会前で行われました。「秘密保護法」廃止へ!実行委員会と共謀罪NO!実行委員会の主催で、日本共産党の本村伸子衆院議員らが参加。参加者は「言論弾圧許すな」の横断幕を掲げました。

 侮辱罪は公然と人を侮辱することへの刑罰で、改定案では懲役刑が導入されるなど厳罰化されます。「侮辱した」とする内容が事実であっても対象となる可能性があるため、政治家に「無能」などと述べることで罰せられる可能性があり、日弁連が「表現の自由を脅かす」と指摘しています。

 本村氏は北海道で演説中の安倍晋三元首相に対し、「辞めろ」などと叫んだ人らを警察が現場から排除した事件について、二之湯智国家公安委員長が正しい職務行為と述べたことに触れ、「政治的弾圧はないと言うが、恣意(しい)的運用の懸念はある。戦争する国づくりと同時に口をつぐませるもの。皆の力で廃案に追い込むために全力で頑張る」と述べました。

 仕事を休んで参加した介護職の男性は手書きのプラカードを示し、「反対しなかったら後悔する」と述べました。


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