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2022年6月3日(金)

大阪カジノ認可するな

共産党が政府に要請

宮本岳志・大門・たつみ・西田氏ら参加

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(写真)国土交通省に要望書を提出するたつみ氏(右から2人目)、西田氏(同3人目)、大門氏(同4人目)ら=2日、衆院第1議員会館

 日本共産党の西淀川此花地区委員会と淀川東淀川地区委員会は2日、国会で、大阪の維新府・市政が十分な地元合意を得ずに可決強行したIR(カジノを中核とする統合型リゾート)区域整備計画について、申請を認定しないよう求める要望書を国土交通相に提出しました。宮本岳志衆院議員、大門みきし参院議員・比例予定候補、たつみコータロー前参院議員・大阪選挙区予定候補、西田さえ子参院比例予定候補、長岡ゆりこ大阪市議らが同席しました。

 大門氏は、府がIRへの年間来訪者数を「2千万人」と見積もっている根拠を全く示せていないと指摘。「あまりに荒唐無稽であり、到底認可されるものではない」と強調しました。たつみ氏は、「どのくらいの依存症患者が出てしまうのか、ぜひ主体的に調査していただきたい」と厳正な審査を求めました。

 宮本氏は、経済効果があることを認定の審査基準にしていることに対し、「依存症などのマイナス効果も算定しないと、実際のプラス効果は判断できない。マイナス効果を具体的に算出できないならそもそも認可すべきでない」と強調。長岡氏は、カジノの是非を決める住民投票を求める署名数が法定必要数を超えたことにふれ、「住民の合意が得られていないことのあらわれだ」と訴えました。

 国土交通省の内田忠宏参事官付課長補佐は、あくまで審査中の段階だとして「外部有識者からなる審査委員会を立ち上げ、慎重かつ十分な審査をしていただく」と述べました。

 瀬戸一正前大阪市議、北山良三元大阪市議、原之園裕一西淀川此花地区委員長、宮島正淀川東淀川地区委員長、大阪市をよくする会の中山直和事務局次長が参加しました。


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