しんぶん赤旗

お問い合わせ

日本共産党

赤旗電子版の購読はこちら 赤旗電子版の購読はこちら
このエントリーをはてなブックマークに追加

2022年6月3日(金)

島根原発再稼働 知事同意

2号機 共産党県議団ら県庁前抗議宣伝

写真

(写真)抗議宣伝する(右から)大国、尾村、舟木、橘の各氏=2日、島根県庁前

 全国で唯一、県庁所在地に立地し、半径30キロ圈に約46万人が暮らす中国電力島根原発2号機(松江市)の再稼働について、島根県の丸山達也知事は2日の県議会本会議で再稼働同意を表明しました。

 知事は同意判断に至った理由について安全性、避難対策、必要性、関係自治体等の意見を挙げ、「再稼働は現状においてやむを得ない。容認することとする」と述べました。

 避難計画については、現時点で実効性があるとの認識を示しながらも「不安や疑問など一つひとつの声を参考にしながら実効性を高めていく」と述べ、必要性については、地域経済や温室効果ガス削減など「原発が一定の役割を果たしていく必要があるという国の説明は理解できる」と強弁しました。

 丸山知事の同意表明を受け、日本共産党の尾村利成、大国陽介の両県議、舟木健治、橘ふみ両市議は同日、県庁前で抗議宣伝。尾村、大国の両県議は「県民の命と安全を守ることができるかどうか」「県民の理解と合意が得られているのかどうか」の2点を判断基準にした際、「避難計画の実効性はなく、県民の理解と合意は得られていない」と強調し、「原発ゼロの島根を一緒につくろう」と呼びかけました。

 同日、原発ゼロをめざす島根の会などが県庁前庭で再稼働反対の集会を開きました。


pageup