2022年5月30日(月)
「核兵器禁止条約の会・長崎」結成
日本・各国政府に参加求める
「行動呼びかけ」アピール採択
![]() (写真)結成のつどいであいさつする共同代表ら=28日、長崎市 |
ロシアのプーチン大統領によるウクライナ侵略が続く中、日本をはじめ世界各国の政府に核兵器禁止条約への参加を求める「核兵器禁止条約の会・長崎」が28日、長崎市内で結成されました。結成集会には70人が参加。共同代表には、被爆者4団体の代表と被爆2世の柿田富美枝さんの5人が就任しました。
長崎原爆被災者協議会の田中重光会長は、「核兵器が使われるのではないかと恐怖に震えている。被爆者が呼びかけ、平和団体や市民の皆さんと核廃絶、憲法変えるなの世論を大きく盛り上げていきたい」と訴えました。
長崎県被爆者手帳友の会の朝長万左男会長と長崎大学核兵器廃絶研究センター長の吉田文彦氏が記念対談。朝長氏は、ロシアのウクライナ侵略は国際人道法のじゅうりん、国連憲章違反だと厳しく批判しました。
吉田氏は「6月の核兵器禁止条約締約国会議に、NATO加盟国のドイツとノルウェーもオブザーバー参加する。日本政府は最低限、オブザーバー参加するべきだ」と語りました。
「禁止条約に署名・批准する政府を増やすため、行動することを呼びかける」とのアピールを採択。英語とロシア語にも翻訳され、日本政府や核保有国の大使館に送付されます。
共同代表は他に、川野浩一・長崎県平和運動センター被爆者連絡協議会議長と本田魂・長崎原爆遺族会会長です。









